日本でも人気の高いミュージシャン、オジー・オズボーン（65）には、今年61歳になった妻シャロンがいる。シャロンは現在、TV番組に出演するなど業界で大活躍しているが、過去には大腸がんを患い闘病生活を送った。また昨年は乳がんを患うリスクが高いと知り、両乳房切除手術を受けたと公表しているだけに、がんと闘う人々を見ると放ってはおけないもようだ。

TVタレントとしての活躍で知られるシャロン・オズボーンが、若くして大腸がんを患い「余命数か月」と宣告された男性の家族に助けの手を差し伸べた。

男性の名はライアン・グレニー（Ryan Glenny）さんといい、まだ23歳である。ライアンさんと妻コーラさんには幼子が2人もおり、最近子供の世話をすべく仕事を辞めたコーラさんは将来を悲観し苦悩していたそうだ。そんな中、ライアンさんの友人が「一家のために」とインターネットで募金を呼びかけた結果、シャロンがこれに賛同し大金を提供するに至った。そのサイトには、このようなメッセージが書かれている。

「シャロン・オズボーンさんが、1万ポンド（約173万円）の寄付をしたいとおっしゃってくれました。」

またシャロンからは以下のような激励メッセージが送られたという。

「がん生還者として言わせて。闘いを諦めてはダメ。そして希望を捨てないで。あなたとご家族の皆さんに、神の祝福がありますように。愛をこめて。シャロン・オズボーンより」

シャロンを含む大勢の人々の善意のおかげで当面の生活費を確保できたコーラさんは、「本当に感謝しています」とコメントしている。ライアンさんの余命宣告後に結婚を決めたというコーラさんは、経済的な不安が軽減された今、ライアンさんとの残された日々を大事に過ごしている。
（TechinsightJapan編集部　ケイ小原）