間もなく50歳の誕生日を迎える俳優のブラッド・ピット(49)は、なかなか紳士であるともっぱらの噂だ。それを証明するかのようなエピソードを、人気紙コラムニストとして活躍していたジョージ・ラッシュ(George Rush)氏が自著にて明かした。
このほど、『New York Daily News』紙のゴシップ記者として活躍していたジョージ・ラッシュ(George Rush)氏とジョアンナ・モロイ(Joanna Molloy)氏が『Scandal: A Manuel』を共同執筆。その中でラッシュ氏が俳優ブラッド・ピットとの意外なエピソードを紹介していたことが分かった。
ラッシュ氏によると、ブラッドとの出会いはある書籍関連のパーティ会場だったという。その日の出来事をラッシュ氏は同著でこう振り返っている。
「僕が自己紹介をしていたとき、ブラッドにこう言われました。『君のことなら知っているさ。俺の引越しを余儀なくさせた男なんだから』と。」
ブラッドは映画『デビル』の撮影中にウェストビレッジのマンションで暮らしていたが、その住所がラジオ番組で暴露されたことをブラッドはラッシュ氏の記事のせいだと勘違いしていたのだ。
その後ラッシュ氏は広報担当者に電話をかけ、「マンション住所を公開したのは自分ではなく他社のコラムニストです」と釈明。数か月後にまたしてもパーティで鉢合わせた際、ブラッドはラッシュ氏にきちんと非礼を詫びたそうだ。
「ブラッドは、『俺の住所を紙面で暴露したのは君たちじゃなかったって聞いたよ。それ以来、俺は謝罪したいと思っていた』と言ってくださいました。」
一流セレブの謝罪にラッシュ氏は仰天。その後ブラッドとしばしの会話を楽しみ握手を交わしたラッシュ氏は、その出来事を振り返り「ブラッドは立派な人物だと思いました」と綴っている。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)