メンバーが4人となったKAT-TUNが、中丸雄一がレギュラーを務める番組『シューイチ』のロケ企画に出演した。昨年末に中丸と亀梨和也が2人で散策した箱根を、今年はKAT-TUNがそろって旅しようというわけだ。亀梨が「4人でご飯食ったのは初めてでは」というほどそろって活動することは稀らしい。それだけにメンバーもハイテンションとなり、特に田口淳之介はダジャレワールド全開で中丸も手がつけられない。そんな田口につられて、亀梨もレストランの可愛いウエイトレスに話しかけるほど和んだ旅となった。
箱根の露天風呂で、「動画で裸を見せるのは何十年ぶり」と亀梨和也が恥ずかしそうにしたのは昨年の12月だった。中丸雄一と2人で箱根を散策してタオル1枚を腰に巻いて風呂に入り、背中を流し合ったものだ。それから約1年、今年の12月8日に『シューイチ』で箱根ロケ第2弾“KAT-TUNと行く冬の箱根旅!”が放送された。
昨年のロケで亀梨が射的ゲームで1発で3個の景品をゲットしたエピソードが紹介されると、田口淳之介がすかさず「射的(素敵)ですねー!」とはしゃいだ。ライブやバラエティで「入り口、出口、田口でーす」と自己紹介するほどダジャレ好きな彼だけに、中丸雄一もこれからの旅でそれが連発されることを思い不安そうだった。
しかし、そんな中丸の心配を全く気にしないかのように、田口はダジャレやジョークを連発していったのだ。
朝ごはんを食べようと湖畔のイタリアンレストランに入ると、「箱根“湖畔”で朝“ごはん”」。名物のピザを食べると「ザーピー!」と次から次に出てくる。さらに中丸がピザのマルゲリータが好きだと言うと、「じゃあ、中丸ゲリータ(ナカマルゲリータ)だね!」と会心のダジャレをきめて嬉しそうだった。
箱根神社では、12月30日と31日に京セラドーム大阪で行う初の単独カウントダウンコンサートと、新年1月2日~4日に横浜アリーナで行うファンミーティングの成功を祈願。田口もこの時ばかりは真剣そのものだった。
芦ノ湖では桃源台からロープウェイに乗って大涌谷へ渡った。「ワクワク谷だねー」とここでも田口語録が飛び出したが、名物の黒ラーメンを食べる際にじゃんけんで“勝った”彼だけは、「赤池地獄の黒ラーメン」を食べることに。「辛い! うまい!」と複雑な表情で味わった。
そういった名物を満喫するうちに旅も後半にさしかかり、すっかり和んだKAT-TUNの4人は一流ホテル出身のシェフで知られるレストランに入った。
若いウエイトレスが「お待たせしました、シーフードドリアンです」とおすすめの品を運んでくると、「おっ!」と田口の目が輝いた。それが料理への期待かお姉さんへの興味によるものかは不明だが、彼は「何て言ったんですか?」と彼女に確認したのだ。
「シーフードドリアンです」と美人のウエイトレスが答えると、田口は身を乗り出して「何て言ったんですか?」と再度問い返す。彼女が照れると「あー! 長澤まさみさんに似てますねー!」と続けた。すると亀梨も「それ、袖の感じ好きですよ」とファッションを褒めて加わってきたので、さらに田口も「けっこう、ボーダーだね!」とノッていた。
「お店の人に絡むなよ」と上田竜也からたしなめられたが、彼女にとっては一生忘れられない体験だろう。
ようやく名物のシーフードドリアンを食べることになり、熱々のチーズをスプーンですくった田口は「湯気すげえ、ゲーユーすげえ!」とまもなく旅も終わりというのに、さらにテンションがあがってきたようだ。
最終目的地の強羅温泉で露天風呂に入ったKAT-TUN。中丸が「そこそこの大人4人が、肩を並べている画はあまりないよね」というように仲良く横一列に湯船につかっていると、亀梨が「4人でひとつの風呂に入るのははじめてでは?」と気づいた。
中丸が「4人で何かをするということが意外になかったりする。今日は凄く良い機会になったと思う」と感慨深げにしていると、「ドラマではぬるめのお湯だけど、リアルな温度なので、のぼせちゃいそう」と亀梨がいう。彼は「10分近くも入っているから、手がアイドルらしからぬシワシワになってるよ」と手のひらを確認していた。
昨年は久々の温泉ロケに緊張気味だった亀梨も、今回はメンバー4人とゆったりできたようだ。こうして初のKAT-TUN・4人旅は終わったのである。
スタジオでVTRを見ていた男性コメンテーターが「田口さんは本当に人生を楽しんでいるという感じですね」と羨ましそうにコメントすると、MCの中山秀征も「あれほど考えずにトークできる人はいない」と感心していた。
ロケ中、KAT-TUNメンバーに『2014年の個人目標』を書いてもらったところ、中丸「ボイストレーニング」、上田「舞台を成功させる」、亀梨「海外に沢山行く」となった。だが、田口だけは「CMでウケをとる」と書いて周囲から「意味が分からない」と首をかしげられた。KAT-TUN初の単独カウントダウンライブでも、きっと田口ワールドを炸裂させてくれるだろう。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)