シンガーソングライター・平井堅が開催するライブ“Ken’s Bar”が今年で15周年となる。12月7日に発売される15周年記念フォトブック『Ken’s Bar 15th Anniversary Special』に掲載されたインタビュー記事によると、彼の苦労した時期が“Ken’s Bar”の誕生に関係しているようだ。
日本の代表的な実力派シンガーとして活躍する平井堅だが、彼もはじめから人気があったわけではない。大学時代からライブハウスで歌っていた彼は、「Sony Music Entertainment Audition」に入選したことがきっかけで1995年にCDデビューした。
デビューシングル『Precious Junk』は三谷幸喜によるドラマ『王様のレストラン』のエンディングテーマに起用されたが、今ひとつヒットに結びつかず、その後もヒット曲に恵まれなかったのだ。
フォトブックのインタビューで、彼は「デビューしてすぐにブレイクしていたらKen’s Barは生まれてなかったと思う」と話している。
今度、売れなければ契約打ち切りという状況で2000年にリリースした8枚目のシングル『楽園』がCM曲で評判となり、『瞳をとじて』でのブレイクへとつながっていった。
“Ken’s Bar”は1998年5月に始めている。平井堅によるとスタッフたちが状況を少しでも改善しようと、苦肉の策でスタートしたものだという。低迷の時期に生まれたライブが今や彼ならではの人気企画になっていることに運命的なものさえ感じる。
平井堅“Ken’s Bar”15年の歴史をアーカイブした永久保存版の『Ken’s Bar 15th Anniversary Special』には、そんな貴重なインタビューが詰まっているがそれだけではない。15年前のライブ写真から最新のライブ写真に加え、店主兼ボーカルの平井堅がこれまでに披露してきたセットリストを網羅するなど、壮大な“Ken’s Bar”パンフレットともいえる一冊だ。
平井堅 Ken’s Bar 15周年記念フォトブック『Ken’s Bar 15th Anniversary Special』は、12月7日(土)にエムオン・エンタテインメントより発売される。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)