お笑い芸人の出川哲朗は2004年に結婚しているが、本人や芸人仲間もトーク番組などで彼の妻を話題にすることはほとんど無い。出川は親しい芸人にも妻を正式に紹介することもなく、また「出川の嫁イジリ」で笑いになることを拒んでいた。来年で結婚してから10年になるが、今も妻の言動が笑いのネタになることは出川にとってNGなのだ。

過去のテックインサイトの記事にもあるが、出川哲朗は付き合いが長く親しい有吉弘行や千秋にも自分の妻と会わせていない。特に千秋は彼が妻を連れず、何度もお正月に海外へ出かけていることを不審に思っている。ある年のハワイではあまりにも出川がかわいそうで、一緒に食事をしたこともあったそうだ。

12月26日深夜放送の『アメトーーク！　年末5時間直前SP』で有吉が「出川さんは結構NG（の話題）がありますよね」と話を振ると、彼は「奥さんのイジり方ですね…」と正直に答える。

畳み掛けるように「セックスレスの話は良いんですよね」、「“哲ちゃんの遺伝子は欲しくない”という話は…」と有吉が話し出すと、出川は慌てて席を立ち「それはガチ、リアルなヤツだから！」と注意しに行く。奥様がどんな女性なのかは分からないが、出川が必死に妻を守ろうとしていることだけは確かだ。

夫や父がお笑い芸人だからだといって、家族が笑いのネタになる必要はないだろう。特に出川は“リアクション芸”に命をかけ、周りも彼の笑いに対する姿勢を評価している。それでも「妻の話題だけは勘弁して」という彼の願いは、お笑い芸人として失格なのだろうか。
（TechinsightJapan編集部　みやび）