AKB48が12月22日に仙台市若林区を被災地訪問した。今回は仙台出身の岩田華怜を含む6人のメンバーがクリスマス衣装でミニライブを行い、幼稚園、小学生、中学生たちを中心に集まった人々にとって一足早いクリスマスとなった。柏木由紀は、涙を流して歌を聴いていた地元の女の子について触れ、「みなさんの力に少しでもなれたのかな」と心境を伝えている。
“AKB48が「誰かのために」プロジェクトの一環として東日本大震災の被災地を訪問する”のも今回で32回目となる。12月22日に仙台市若林区の六郷市民センター体育館を訪れたのは柏木由紀、島崎遥香、佐藤すみれ、市川美織、大場美奈そして仙台出身の岩田華怜の6人。
同行した光文社・青木宏行さんの『青木宏行 Google+』によると、地元の幼稚園と小学生約700人と中学生200人が招かれ、2回に分けてミニライブが行われた。メンバーと会場が一緒になってクリスマスソングを歌ったり『恋するフォーチュンクッキー』を踊って楽しんだ。恒例となったじゃんけん大会も行われた。
仙台出身の岩田華怜には「かれんー!」という声がかかり、岩田は『岩田華怜 Google+』で「やっと仙台帰れた!! 若林区の皆さんとっても温かかったです」と感慨を伝えている。彼女は休みをもらえたので、この後実家で過ごす予定だという。「久しぶりに家族団らん! ゆっくりするぞぉー」と喜んでいた。
6人の中で最年長となる柏木由紀は『柏木由紀オフィシャルブログ「ゆきりんぶろぐ。」』をその日の夕方に更新している。「個人としては、今年3度目となる被災地訪問」という彼女は今回の訪問で感じるところがあったようだ。
この日の、1回目のステージでは小学生が多く「みんな楽しそうに元気に楽しんでくれていました!」と伝えており、中学生を対象とした2回目では「大きな掛け声や声援を送ってくれました! 嬉しいなぁ」と感想を述べている。
2011年3月11日からもうすぐ3年が経つ。復興が続く中で、束の間でも子どもたちが元気な姿を見せてくれることに、彼女は「いつまでも忘れないこと。伝えていくこと。想いやりを持つこと。 当たり前のことではありますが、1人1人が心がけることが大切なことではないのかな」と改めて思ったのだ。
2回目のステージでは「涙を流して私たちの歌を聴いてくれている中学生の女の子が目にとまりました」という。「会えて嬉しいです」、「来てくれてありがとう」と声をかけてくれる人もいた。
柏木由紀は「その言葉や姿を見て、みなさんの力に少しでもなれたのかな、と温かい気持ちになりました」と心境を伝えると、これからも訪問活動を続けることを改めて誓った。
※画像は、柏木由紀オフィシャルブログ『ゆきりんぶろぐ。』のスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)