EU発!Breaking News

writer : tinsight-yokote2

【EU発!Breaking News】イタリア旅行で毒グモに刺された22歳女性。耳が壊死して黒く変色!(オランダ)

これだからクモは怖い。このほどオランダ人の若い女性がイタリアを旅行中に耳をドクイトグモに刺され、耳の皮膚が真っ黒に変色。形成外科医のもとで耳の再建術を受けていたことが分かった。

キノコクモ、ヘビなどは色、形、大きさ、模様について「こうであれば心配なし」といった目安が実は存在しないため、シロウトがその毒性を判断するのは困難かつ危険。そして圧倒的に多いのが、毒グモに刺されるアクシデントである。

こちらの画像は15日、『InterestingLatestNews』がYouTubeに投稿した動画のスクリーンショット。22歳のオランダ人女性がイタリア旅行の最中にドクイトグモの一種“Mediterranean recluse spider”に左耳を噛まれ、その後に耳が黒く変色してしまったのだ。これはドクイトグモの毒液が女性の耳の皮膚と軟骨細胞を壊死させたために起きた現象。治療にあたったのはオランダ人形成外科医のMarieke van Wijk氏で、黒くなった部分を切除し、本人の肋骨を用いて新しい耳を形成する再建術に成功した。

“Mediterranean recluse spider”はその名のとおり地中海周辺地方に棲息し、頭と背がバイオリンの色と形によく似ていることから“バイオリン・クモ”と呼ばれることもある。体長は1cm前後で、足を広げても500円硬貨程度の大きさである。被害にあった女性は普段から「怖い毒グモに遭遇する機会などまずない」と考えており、クモを見ても警戒心を抱くことはまったくなかったという。ドクイトグモによる刺咬症では重症化する例や死亡例も少なくない。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)