大阪・難波を拠点とするNMB48の山本彩が、メンバーが使う“さん”付けに呆れている。白間美瑠がGoogle+で「髪の毛さん」と“さん”付けしたことに、「髪の毛さんってなんやねん」と突っ込んだ。関西ではモノにも“さん”付けすることが多いが、なんでもOKとはいかないようだ。山本彩も“龍角散”などはどう呼ぶのか悩みはじめている。
関西発の人気商品にフジッコの『おまめさん』があるように、関西圏では食べ物や日頃の事象を“さん”付けで呼ぶことが多い。おいなりさんや天神さん、太閤さんなどもそうだ。
NMB48のメンバーも関西人が多いことから日常的に“さん”付けするようだが、白間美瑠が『白間美瑠 Google+』で「今日は、髪の毛さんをまきまきしてましたが…」と表現したところ、山本彩から「髪の毛さんってなんやねん」と指摘された。
『山本彩 Google+』にはファンから「なんでもさんをつけたいお年頃なんや」、「あまり言い過ぎると泣くよ。髪の毛さんわろた」などのコメントもあり、日常的には“髪の毛さん”とは呼ばないらしい。
しかも山本彩はそれをきっかけに、「クエン酸とか、アミノ酸とか、龍角散とかはさ、どうなるの?」と悩んでしまった。「ちなみにこないだプリンのことはプリンちゃんって言ってた」というから、“あめちゃん”のように“ちゃん”付けのパターンもあるのだ。
一説によると関西圏の“さん”付けは「京の御所ことば」の影響で、女性を中心に新しい丁寧語として使われたのがはじまりだという。“お砂糖”のように言葉の頭に“お”をつけるのもそれと同じ流れらしい。
また、『あめちゃん』という菓子を製造する大阪の製菓会社『パイン』の関係者は、「人にすすめる時に、押しつけがましくならないように“ちゃん”や“さん”を付けるようになったという説もある」と話している。そうした理由を考えると、相手の髪の毛をさして“髪の毛さん”は使えるかもしれない。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)