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writer : tora

【エンタがビタミン♪】「能年玲奈の理想の男性」尾美としのり苦悩。「(俳優)一年中やめたい」。

朝の連続テレビ小説『あまちゃん』で主人公の父親役を演じた尾美としのりが、ドラマへの反響や俳優業への思いを語った。様々なキャラクターを自在に演じ分ける尾美だが、実は俳優業に苦手意識を持っており今でもやめたいと思うことがあるという。

俳優の尾美としのりが、11月29日放送の『スタジオパークからこんにちは』にゲストとして登場した。『あまちゃん』ではヒロインの父親を演じたが、最近知らない人からよく「パパ」と声をかけられるのだとドラマの影響力について語った。『あまちゃん』以外の宮藤官九郎の作品にも数多く出演している尾美は、「本を通して勉強させていただいた」と宮藤への感謝の気持ちを口にした。

そんな尾美は12歳で市川昆監督の映画『火の鳥』でデビューし、16歳で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞するなど、子役の頃からその演技力は高く評価されていた。しかしながら彼は、今でもドラマの撮影開始の前日は「いろんなことを考えて眠れない」のだという。また「あの人笑ってないな」など周りの反応に傷つき、「年中(俳優を)やめたい」と思うことがあると告白した。

『あさイチ』のトークコーナーで「理想のタイプは?」と聞かれた能年玲奈は、「ナイーブな演技が好き」との理由で尾美としのりの名を挙げていた。俳優として35年ものキャリアを重ねているベテランでありながら、周りの反応に心を痛める繊細さを持ち合わせている所が尾美の演技の魅力となっているのだろう。30日にスタートするドラマ『太陽の罠』では『あまちゃん』の父親とは打って変わって、上司からのパワハラに耐える中間管理職という役どころを演じる尾美としのりの演技に注目だ。
(TechinsightJapan編集部 TORA)