ナインティナインの岡村隆史が、最近のネットニュースを痛烈に批判した。以前から「バラエティ番組が面白くなくなる」と近年のコンプライアンス重視の姿勢に疑問を投げかけている岡村だが、この日はネットニュースでの報道について怒りを露わにした。
タモリの『笑っていいとも!』終了宣言やみのもんたの『朝ズバッ!』降板など大きな話題が頻発しているテレビ業界だが、それを受けて新聞・テレビ・雑誌・ネット上では様々な報道がされている。10月31日深夜の『ナインティナインのオールナイトニッポン』で、岡村隆史は過熱するネットニュースに対して異議を申し立てた。
冒頭のトークで相方の矢部浩之が、タレントのJOYが矢口真里に偶然遭遇したという報道に触れた時のこと。矢部が「ほんま何でもよくなってきてる」と語ると、すかさず岡村が『ぐるぐるナインティナイン』の名物コーナー“ゴチになります!”が賭博罪に当たるか否かというネットでの報道に言及し、「お前らバラエティ終わらせたいんか? 終わったら見るもんないで」と声を荒らげた。
2010年放送の『めちゃ×2イケてるッ!』では、BPO(放送倫理・番組向上機構)から寄せられたバラエティ番組に関する意見書のなかで危険とされるシーンに自らが実験台となり、その様子をドキュメンタリー風に描きながら“安全な笑いを提供している”と皮肉を込めて証明するなど、批判を恐れ番組作りが萎縮することに岡村は真っ向から反対してきた。
冠番組の『ぐるナイ』と『オールナイトニッポン』を共に19年間続けているナイナイの2人。今回のラジオで「やりにくくなってくるよね?」という矢部の問いかけに対し、「まぁでもやるけどね」と岡村は力強く今後の番組作りへの意気込みを語った。
(TechinsightJapan編集部 TORA)