近年はテレビ番組で共演することが珍しくなくなった、上方漫才界の大御所・オール巨人(61)と有吉弘行(39)。有吉がオール巨人に弟子入りしたのは今から20年前、高校を卒業した年である。その入門時に受け取った彼の履歴書を、オール巨人は今でも大切に保管していた。
10月31日のブログ『オール巨人の一笑懸命・フルスイング』によると、10月から始まった有吉弘行の冠番組『有吉弘行のダレトク!?』(フジテレビ系)に、オール巨人はゲスト出演したそうだ。もう1人のゲストはお笑いタレントのほんこん(50)、『有吉弘行のダレトク!?』の前身番組が関西ローカルで放送されていた時はレギュラーだった人物である。この自分を破門にしたかつての師匠と、番組レギュラーを外された先輩芸人というゲストは、さすがの有吉もやりづらかったのか。収録中は不思議な空気が流れていたらしい。
ブログには詰襟、学生服姿の有吉の写真が載せられている。入門の際に彼から提出された、履歴書のものだという。「今見ると、中々男前やね」という感想のオール巨人。確かにアイドルを目指していても、おかしくないような顔立ちである。
有吉はあるテレビ番組の公開オーディションで合格し、オール巨人に弟子入りした。しかし入門半年足らずで師匠のもとを飛び出し、以後オール巨人に連絡を取ることはなかったという。やっと和解(?)の“破門”を直接言い渡されたのは2009年頃のことだったと、過去のラジオ番組で有吉は明かしている。このように2人の関係が雪解けを迎えてから、まだ数年しか経っていないのだ。
トークバラエティ番組でお互いゲストとして、何度か話をしているのを見たことがある。有吉が緊張しているのは仕方が無いが、オール巨人もどこか遠慮気味だった。今回は司会者として、ゲストにオール巨人を迎えることとなる。不思議な空気だったという会話の内容が、今から楽しみである。
※画像は、『オール巨人の一笑懸命・フルスイング』のスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 みやび)