エンタがビタミン

writer : miyabi

【エンタがビタミン♪】“人格者”有吉弘行。「どんな仕事でも絶対に手を抜くな」と愛する後輩に教える!

お笑いコンビ・アルコ&ピースは所属事務所の先輩である有吉弘行に可愛がられ、よく食事をご馳走になっているという。彼らが普段食べられないような高級なお店に連れて行き、有吉流の芸人としての心得を教えるらしい。

3月16日深夜放送の『ざっくりハイタッチ』(テレビ東京)では“毒舌王がTVでは絶対に見せない素顔”として、アルコ&ピースの平子祐希が有吉弘行とのエピソードを明かした。

平子曰く先輩・有吉は、「吐き気をもよおすほどの人格者」、「愛のかたまり」だと彼の芸人としてのイメージとは真逆の証言をする。

昨年12月に行われた『THE MANZAI』決勝では惜しくも3位だった、アルコ&ピース。大会後、有吉は彼らを連れて六本木の高級寿司店を訪れたそうだ。店に着くなり有吉は開口一番、「優勝以外は全員負けだ」と彼らに冷水を浴びせた。アルコ&ピースの2人にはこの結果に満足せず上を目指してもらいたいと、有吉らしい期待を込めての言葉だったのだろう。そしてテーブルに運ばれてきたのは、シャンパンであった。いつもはビールから始める有吉に、店員は「今日はどうかされたんですか?」と訊ねる。すると有吉は、もの凄い小さな声で「今日ね、お祝い」と答えたという。

こうした可愛がっている後輩らと飲む機会があると、必ず有吉は今日までの自分の経験を踏まえた助言を行うそうだ。「お前らにはこれから細かい仕事が、いっぱい入ってくる」とし、中には馬鹿馬鹿しい仕事やギャラが安いわりには拘束時間が長い仕事など、気が進まないものもあるだろう―と。だが、「ひとつひとつ、絶対に手を抜くな!」と強く諭すのだ。その理由は、“絶対に誰かが見ていて、後々の仕事に繋がるから”だという。仕事が全く無くなったドン底時代を経験した有吉が再び表舞台に返り咲き、今では最初のブレイク時より安定した人気を得ている。“どんな仕事でも絶対に手を抜かない”と当たり前のことを言っているようだが、有吉の芸人としての足跡を思えば深くて意味のある言葉だ。

こんな後輩思いの有吉だが、本当に可愛がっている者にしか自分のお金は使わない。後輩の知り合いでも面識が無い者には、「(自分の)金、使いたくない!」とハッキリしている。どこにお金をかけないで、何にお金を使うのか。これも人生の山も谷も経験した有吉の、お金に対する考え方であろう。
(TechinsightJapan編集部 みやび)