タカラトミーがロングセラー盤ゲーム“人生ゲーム”の最新作『人生ゲーム オブザイヤー』を発売する。マス目には2013年に話題になったことや流行が反映されるが、中でも『第5回AKB48選抜総選挙』で1位となった指原莉乃にまつわる内容がファンの間で注目されている。
『人生ゲーム オブザイヤー』は、2013年の話題が詰め込まれているのが最大の特徴だ。アベノミクスやオリンピック開催地決定、富士山世界遺産認定などのトレンドや予備校教師、海女さんなど今年のブームに触れており、マス目には「じぇじぇじぇ」などの流行語も登場する。
その他の社会現象についても「友達にKSされる。激おこぷんぷん丸!」や「ロイヤルベビーを生で見たくて現地に旅行」といったマス目などがあり、2013年を振り返りながらゲームを楽しめる。
「二刀流選手登場で、野球が楽しくなってきた」、「PM2.5が気になって、高性能のマスクを買う」という記憶に残る出来事のマス目の1つにある、「応援していた博多のアイドルがついに総選挙1位。嬉しいがCD代は重くのしかかる」というコピーがAKB48ファンの間で注目されているのだ。
実名こそ出ていないが、今年の『AKB48選抜総選挙』で大躍進して1位となった指原莉乃とそれを応援したファンが大量にCDを購入したことを表す内容だ。AKB48ファンによるサイトには、この件について「莉乃ちゃんすげえ」、「ついに人生ゲームに引用されることになったか」といったコメントが届いている。
しかしこのマス目のコピーは、1位になった指原莉乃というよりは彼女に投票したファンの喜びと苦労を表現したものだ。思い当たるファンからの「ネタにされているのは俺たちの様な気がしないでもない」、「このマスに止まったら感慨深いだろうな」というコメントには哀愁さえ感じられる。
ちなみに「困り眉アイドルのブロマイド。今にも泣き出しそうな表情が守ってあげたくなる可愛らしさ」というマス目もあるようだ。指原莉乃に投票するためにCDをどれだけ購入したのか。困り眉アイドルのブロマイドはいったいいくらするのか。11月14日から発売される『人生ゲーム オブザイヤー』で確かめたい。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)