エンタがビタミン

writer : miyabi

【エンタがビタミン♪】元宝塚トップスター・紫吹淳が語る、女の嫉妬。“衣装ビリビリ”事件も。

2014年に創立100周年を迎える、宝塚歌劇団。最近トークバラエティ番組への出演が多い女優の紫吹淳(44)は、2001年に月組男役のトップスターに就任、2004年退団後に芸能界活動に入る。その紫吹が明かす宝塚時代に体験した陰湿な嫌がらせの実態は、驚くべきものであった。

10月29日放送の『内村とザワつく夜』(TBS系)は女性同士の“モメ事”を1300人以上の一般女性に徹底取材、その中から厳選されたエピソードを女装した芸人がドラマで再現。ちょっとしたトラブルの場面では、ガールズジョークで解決しようという提案である。

今回は“女の園で天下を取った”ゲストとして、紫吹淳も招かれていた。宝塚時代は本名である「リカちゃん」の愛称で親しまれ、月組男役のトップスターとして華やかな存在だった彼女にも辛い出来事があったのだ。

MCの内村光良(ウッチャンナンチャン)から宝塚の上下関係について訊ねられると、紫吹は初めて彼女に役がついた途端、態度が豹変した先輩の話から始めた。それまで何かと目を掛けてくれ可愛がってくれた先輩から、まるで紫吹の存在など無かったように無視されたという。また「トゥシューズに画びょうを入れられる」という漫画のような嫌がらせも、彼女は経験しているそうだ。

一番強烈なのは、“衣装ビリビリ”事件。まだトップではなく3番手の役柄を演じていた頃は度々、衣装を破かれていたという。応急処置が間に合わず、マントで隠して舞台に出たこともあったらしい。当時の衣装係の人からは、「あなた狙われているから気をつけなさい」と注意されたほどだ。

宝塚でトップを務め現在も女優として活躍している人物は男役女役を問わず、美しさの中に芯の強さやしたたかさが感じられる。舞台の厳しい稽古を重ねた自信だけでなく、難しい人間関係を乗り越えたタフな精神。外見の見栄えだけでは、歴史ある宝塚歌劇団のトップスターにはなれないのである。
(TechinsightJapan編集部 みやび)