篠田麻里子がAKB48卒業後初めてとなるドラマ出演で、NGを連発していた。フジテレビの月9ドラマ『海の上の診療所』で美人教師役として出演した彼女は、主演の松田翔太とヒロイン役の武井咲の掛け合いに思わず吹き出してしまう。篠田は撮影を終えて「演じることは得意ではない…」とインタビューに答えていたが、撮影前にはまさか笑いのツボにハマるとは思わなかっただろう。
10月14日(月)からスタートするドラマ『海の上の診療所』は瀬戸内海の無医島を巡り、医療サービスを提供する診療船・海診丸で共同生活をする医師やスタッフと島々で交流する人々を描いたものだ。海診丸に新しく乗船してきた、総合診療医・瀬崎航太(松田翔太)はお調子者でナンパなイメージだが、対して元ヤンキーと噂のある看護師の戸神眞子(武井咲)は曲がったことが大嫌いなサバサバとした性格だ。
ある日、ぜんそくの持病がある美人小学校教師(篠田麻里子)を瀬崎が診ることとなった。10月7日に放送された『草なぎ剛のがんばった大賞 ドラマNG大放出スペシャル』では、まだ放送前の『海の上の診療所』でのNGシーンを公開した。
診療室のベッドに腰掛ける美人教師役の篠田麻里子に対面して、若い医師・瀬崎航太役の松田翔太がイスに座っている。少し後ろで看護師役の武井咲が立っているという場面だ。以降、現場の雰囲気が伝わりやすいように役者名で解説する。
小さい頃からぜんそくの症状が出るという篠田麻里子に、松田翔太が咳を抑える紙を渡しながら「申し遅れました。私、離島で困っている方を救うためにやって来ました。ドクター・コータ、独身です」とアピールする。すると絶妙のタイミングで“パコーン”とスリッパで頭を叩かれた。
看護師役の武井咲が後ろからスリッパでナンパな松田翔太を制したのだが、その芸人顔負けの突っ込みのうまさに篠田麻里子が耐え切れずに吹きだしてしまうのだ。彼女は笑いのツボにはまったらしく、その後もどうしても笑ってしまう。松田もなす術が無く「俺って変な顔してる?」と武井に尋ねていた。
それでもなんとか笑いをこらえて、少しセリフが進む。一度スリッパで叩かれた後に松田が「先生も独身ということでよろしいですね?」と篠田に確認すると、再び“バシッ”とスリッパが鳴った。「ぐふふ、だめだ…」と篠田はまたしても吹き出してしまったのである。
篠田麻里子はこれまでに出演したドラマについて、自分から見ることに気が進まなかったという。だが今回は、「自分が出ているものを見たい、仕上がりが楽しみ」と思えたほど手応えを感じていた。このシーンでは笑いのツボから苦労の末に抜け出したのだろう。
ドラマ『海の上の診療所』で篠田麻里子が出演するのは、第2話となる予定だ。NGを連発したのはセリフから考えてもシリアスな場面ではなさそうなので、彼女の苦労を連想しながら見るとより楽しめそうだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)