エンタがビタミン

writer : miyabi

【エンタがビタミン♪】クリス松村「カリスマだろうが何だろうが…」。厳しかったフィットネス業界の実態を明かす。

「カーヴィーダンス」の考案者として大人気の樫木裕実トレーナーのスタジオ閉鎖トラブルが、話題になっている。過去に20年間、インストラクターとしてエアロビクスを指導していたタレントのクリス松村が、フィットネス業界の実態についてブログに綴った。

クリス松村がエアロビクスのインストラクターを目指したきっかけは、自分自身が楽しくダイエットできた経験を沢山の人に広めたかったからだそうだ。その気持ちは大変純粋なものであったが、サラリーマンとの掛け持ちだった。理由はインストラクターという職業が不安定で、厳しい世界だったからである。

10月31日の『クリス松村オフィシャルブログ』によると、通常インストラクターはスポーツクラブに所属するか、出資してくれるオーナーを見つけてスタジオを開き指導を行うそうだ。そうなるとお金を出す立場としては、“儲けに必要だと思うインストラクター”を望むのも当然である。だが志の高いインストラクターほど、経営者側とレッスン内容などでぶつかることが多くなるらしい。

自分の理想どおりのレッスンをしたいのなら、個人でスタジオを経営するしかないのだ。しかし経営者とインストラクターの両立は大変難しく、リスクがあり過ぎるというのがクリスの見方である。

「カリスマだろうが何だろうが、インストラクターという仕事は、華やかな職業では無い」とまでいうクリス。1本あたりの指導料もここ10年で、もの凄く下がっているらしい。それでもフィットネス業界でインストラクターを目指すなら、副業をオススメするとのことだ。ただし副業だからと適当にやっても、通用しない厳しい世界であるという。
(TechinsightJapan編集部 みやび)