お騒がせが続いていた子役上がりの女優アマンダ・バインズが、病院の精神科で少しずつ心身の安定を取り戻している。「統合失調症」を視野に入れ、医師らは彼女にとって相応しい薬の種類、投薬量などを慎重に調べている。最新情報によると、彼女の退院はまだ先のことになりそうだ。
ドラマ『恋するマンハッタン』、映画『ヘアスプレー』で人気を得たアイドル女優のはずが、醜聞が絶えなかった近年のアマンダ・バインズ(27)。度重なる当て逃げ事故やDUIでの逮捕、薬物依存とそれにまつわる奇行、危険行為。有名人を軒並み「ブサイク!」と攻撃する一方で本人は整形手術に一生懸命。そして7月、他人の私有地にガソリンをまいて火を起こし、ついに病院の精神科に入院させられた。
彼女のそうした行動の全ては「統合失調症」が原因である可能性が高いとの診断が下り、実母のリンさんが後見人となってアマンダの財産を管理するようになった。徹底的な治療を受けるなら今しかない。8月中旬からは「Hillmont Psychiatric Center」を出て「UCLA医療センター」の精神科に移されたが、その担当医らはこのほど彼女に「年内はずっとこの病院で過ごしてもらいます」と言い渡したそうだ。
ただし、これは年が明けたら退院が可能ということ。光の見えない話ではない。「投薬およびカウンセリングの効果により、アマンダの精神状態は少しずつ改善されています」と彼女の広報を担当しているジョナサン・ジャクソン氏は発表。まだ状態に“良い日、悪い日”の波があり、長く安定をもたらす適切な薬の種類や量には個人差があるため、もうしばらく投薬の試行錯誤を続け慎重な監視がなされるという。今はすべてを医師の指示にゆだね、じっくりと時間をかけて治療にあたって欲しいものである。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)