小池栄子(32)は長い回り道の末、やっと女優として活躍する機会に恵まれるようになってきた。当初は「水着になる気は一切無かった」彼女が、知名度を上げるため苦渋の選択をしたグラビアアイドルへの道。公にはグラビアの仕事を“求められる限り続けたい”としていた小池だが、実はひとり密かに悩み続けていたことをあるインタビューで明かした。
9月5日放送の『とくダネ!』(フジテレビ系)の「エンタ☆ビュー」に出演した、小池栄子。今年はテレビ、映画そして舞台と役者として大活躍している。女優を目指して芸能界入り、17歳でフジテレビの深夜ドラマでデビュー。しかし以後、数々の役者のオーディションを受けたがことごとく不合格だった。その頃に事務所の勧めもあり、知名度を高めるためにグラビアの仕事を始める決心をする。すぐにグラビアアイドルとして頭角を現した彼女は、その後バラエティ番組でも引っ張りだこのタレントとなった。だが本当にやりたかった役者の仕事からは、遠ざかってしまったのだ。
憧れは「木村拓哉(SMAP)さんのドラマだった」と、小池ははにかむ。2000年の初めは木村が人気ドラマで、高視聴率を叩き出した黄金期。彼女はこの頃の木村に憧れ、ドラマでの共演を夢見ていたのだ。だが最終審査に残ることはあっても、どのドラマのオーディションにも受からない。この頃の小池は心の鬱積を抱えながら地元・下北沢の馴染みの店でひとり、カウンターの隅で食事をしていることが多かったという。具体的な中味は話さなかったが、「グラビアをやっている時は色々悩んでいました」と彼女は微笑んだ。
20代後半から女優としての活動が多くなった小池。最後に女優としての目標を聞かれると、「人をワクワクさせる役者になりたい」との答えが返ってきた。作品の内容が分からなくても、“小池栄子”の名前を見て興味を持ってもらえるような役者になりたい。そう目を輝かせて語る彼女の表情には、女優にかける情熱がみなぎっていた。
(TechinsightJapan編集部 みやび)