SKE48の須田亜香里が、メンバーの北野瑠華とそのファンにブログで謝罪している。それはSKE48の公演を動画配信する際に彼女が発した言葉によって、その部分が配信されないことによるものだった。そのため、北野瑠華の出演シーンがカットされていることが分かったのだ。「今日は…謝りたいことがあります! 」と須田がその詳細を説明すると、「なぜだめなのか?」と不思議に感じたファンもいたようだ。それどころか「だーすーは律義やね」、「なんだろう目から汗が…」と彼女の真摯さに感動するファンも出ている。
須田亜香里の後輩を思う気持ちが、裏目に出た出来事だった。今年の6月30日に開催されたSKE48チームS「制服の芽」公演のMCで、北野瑠華が「亜香里さんは私のことを他の先輩と違った名前で呼ぶんですよ」と明かしたことがある。須田は彼女のことを“たけし”と呼ぶが、その理由を「北野武さんですよ! 北野瑠華ちゃんだからこの方が覚えやすいなって思って」と説明した。
その頃から須田は北野瑠華を“たけし”と呼んできたようだ。ところが9月6日に『須田亜香里オフィシャルブログ』で、「今日は…謝りたいことがあります!」と北野瑠華やそのファンへ謝罪した。
須田亜香里の説明によると、公演の動画をDMMが配信する際に“たけし”と呼ぶとカットされるという。須田もそのことを知らずに前述の理由で北野瑠華を“たけし”と呼んできたが、今になってその部分はカットされていることが分かったのだ。
さらに彼女は“たけし”と呼ぶことについて、「覚えやすいからとか表面上の理由もあるのですが…」とそれ以外にも意味があるという。これまでチームSの公演にあまり出ることのなかった6期生の北野瑠華が、MCで緊張せず先輩メンバーに馴染めるように配慮したのである。
「あかりも昔そうだったし、あかりはその“馴染むこと”に時間がかかってしまったから、何かサポートできたら…」と考えて“たけし”と呼んだのだが、「そんな自分の行動のせいで、瑠華ちゃんのトークの一部がDMMでカットになってしまっていたことを知ったときは凄くショックでした」と明かしている。
この件はSKE48のファンによるサイトでも取り上げられたが、「瑠華ちゃんと瑠華ちゃんを支えるファンの方、ごめんなさい!」と謝る彼女に批判のコメントは見られなかった。
「たけし、熱いよねぇ」と須田の気持ちに共感するファンや、「なぜだめなのか…」とそのワードがNGになることを疑問に感じる者も少なくない。また、「なんだろう目から汗が…こういう文章を悩みながら書いてくれてるだーすーを想像するだけでもういかんわ」、「謝罪と同時に、瑠華ちゃんのアピールにもなってて素晴らしい」と須田がSKE48のメンバーやグループの発展を思う気持ちに感激したファンも多い。
今回はDMM動画配信に制約があることをメンバーが知らなかったことで思わぬ展開となったが、須田亜香里はめげていない。「精一杯目の前にあることに取り組ませていただきたいです。どうかこれからもよろしくお願いします!」と前向きな彼女が、北野瑠華を今度から何と呼ぶのか気になるところだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)