『ミュージカル 美少女戦士セーラームーン』(セラミュー)が8年ぶりに新作として復活。ミュージカル『美少女戦士セーラームーン -La Reconquista-』が、9月13日(金)~9月23日(月・祝)に渋谷・AiiA Theater Tokyoで上演された。うち21日と22日の2日間昼夜4公演には、同作で映像出演しており主題歌『ムーンライト伝説』も担当する“ももクロ”ことももいろクローバーZが緊急出演して盛り上げた。彼女たちは本編終了後にカーテンコールでステージに登場し喝采を浴びた。
アニメ作品でも知られる武内直子さんの漫画『美少女戦士セーラームーン』を原作としたミュージカル“セラミュー”は1993年の初演以来、多くのファンを楽しませてきたが、2005年の『美少女戦士セーラームーン新・かぐや島伝説(改訂版)』からしばらく上演がなかった。それから8年ぶりとなる今回の『美少女戦士セーラームーン -La Reconquista-』 には、その分ファンも熱い期待を寄せていた。
同作は『美少女戦士セーラームーン』20周年プロジェクトの一環として開催されたものだけに、人気アイドルグループ・ももいろクローバーZがゲームアプリのキャラクターとして日替わりで映像出演するという力の入れようだ。しかも21日と22日には、その日の朝に“ももクロ緊急生出演”がミュージカル『セーラームーン』の公式サイトで発表となり注目された。
カーテンコールでステージに登場したももクロは、「私たち、今会えるアイドル週末ヒロインももいろクローバーぜーっと!」のあいさつを披露して喝采を浴びた。劇中で「もも蚊とり線香」などの個性的なコスチュームで映像出演した際に、「なぜか衣装から本当に蚊とり線香のにおいがした」と裏話を明かして盛り上げた5人は、セーラームーン役・大久保聡美から主題歌のリクエストを受けたのだ。
ミュージカルの主題歌『ムーンライト伝説』を生で披露することになった彼女たちは「本物のセーラームーンの前で恐縮ですが…」と照れながらも、持ち前の力強い歌と踊りを見せた。セーラー戦士やタキシード仮面らミュージカルキャストも、ペンライトを振って笑顔で楽しみつつステージを終えたのである。
緊急生出演を終えて、ももクロのメンバー・玉井詩織はブログ『楽しおりん生活』で、「小さい頃から憧れのセーラームーン。そのミュージカルのテーマソングを歌えるなんて嬉しい」と感激している。リーダーの百田夏菜子もブログ『でこちゃん日記』に、「ももクロでは今日もレッスンの合間に何度かセーラームーンごっこが繰り広げられました。楽しかったぁ」と明かしており、すっかりセーラームーンづいているらしい。
同公演の模様は現在も、ニコニコ動画の有料配信にて視聴することができる。またももクロは、今冬よりニコニコ動画にて全世界同時配信予定の『美少女戦士セーラームーン』新作アニメの主題歌を担当することが決定しており、両者の関係はますます強くなりそうだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)