元AKB48メンバーの増田有華が「やっぱAKBって昔にしか出せなかった味みたいなのがある」とツイートしたことから、AKB48ファンの間で大きな反響が起きている。彼女がAKB48の2期生として旧チームKで活躍した頃と比べて、AKB48初期メンバーの相次ぐ卒業などを踏まえたつぶやきと思われるが、現在のAKB48を応援するファンからは批判が出ている。
昨年12月17日にAKB48の活動を終了した増田有華が、9月11日に『増田有華(yuka_masuda) ツイッター』で「やっぱAKBって昔にしか出せなかった味みたいなのがあるよなぁ~みんなほんと個性的だったし」と在籍した頃を思い出している。さらに「あの時をもう一度って、いまの子たちが真似してもできないもんがありますな」と書き込んだことが、AKB48ファンのサイトで取り上げられて大きな反響となった。
彼女はその後に「アイドルって難しいね。だからヤダったの。いまでもアイドルって言われるの嫌」とアイドルを否定するかのようにつぶやきながら、「けどやってて一番得るものがあって、発見できて尊敬できたのがアイドル。だから素直にスゴイと思う」と一方ではその経験は無駄ではなかったと振り返る。
また、ソロとなりタレントや女優として活動する今の自分を「アイドルではない。元アイドルであってもいまは違う」と言い切ると、「アイドル時代からアイドルなりたくなかったって散々言ってきたけどね」と苦笑する。
そうした一連のつぶやきに対して、「思ってても言わない方が自分の価値を落とさないのに。今の10期以降も頑張ってる子は頑張ってるし…」、「昔にしか出せなかった味に増田は加わって無いよね」といった批判が多いが、中には「すごく共感できるんだけど」という意見も見られる。
増田有華は昨年の11月28日にブログ『増田有華のにゃもしな1日』で、週刊誌にDA PUMP・ISSAの家に泊まったという記事が掲載されることを受けて「事実ではないことも書かれていましたが、泊まりにいったことは事実です」、「けじめをつけるためにも、本当に突然ですがAKB48を辞退させていただきたいと思っています」と伝えていた。
そのこともあって「やらかして辞退した奴がよく言う」、「2期はアイドルとしてのルールも守れない奴が多かったな」といった書き込みも少なくないが、彼女はそれに対してだろうか「おぉ、いろいろ湧いてる。笑」とつぶやいており、あまり気にしていないようだ。
彼女はAKB48がブレイクする最も輝いた時期を経験していることから、「AKBには昔にしか出せなかった味がある」、「いまの子たちが真似してもできない」という言葉も自然に出たのだろう。しかし今はアイドル事情も、過去のものとは異なる。たとえ当時のAKB48メンバーだったとしても、どの程度受け入れられたかは比較できないのだ。
ライバルのモーニング娘。が『LOVEマシーン』を大ヒットさせた全盛期からメンバーが一新し再ブレイクを果たしたように、AKB48も次世代が成長している。AKB48ファンが増田有華に「今の10期以降も頑張ってる子は頑張ってる」と意見するのも、そのためだろう。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)