9月18日に日本武道館にて開催された『AKB48 34thシングル選抜じゃんけん大会』で松井珠理奈が優勝し、AKB48の34枚目シングルのセンターを勝ち取った。AKB48ファンで知られるクロちゃん(安田大サーカス)は、ツイッターで大会前に「じゅりなー、テッペンだ!」と彼女の優勝を暗示するかのようにつぶやいていた。それだけに松井珠理奈の優勝に歓喜した彼は、さらに熱い思いをツイートしている。
SKE48とAKB48を兼任する松井珠理奈は、今回のAKB48じゃんけん大会を全て“パー”で勝ち抜いて優勝を果たした。昨年のじゃんけん大会で優勝した島崎遥香が、すべて“チョキ”を出して初センターを手にした時も一部から「出来レースじゃないか?」と言われたが、今年もそれと同じようなパターンとなり、やはり「八百長ではないか?」という声も聞かれるのだ。
しかしクロちゃんの思いは、そうした疑惑を超越しているようだ。彼は9月17日、『安田大サーカス クロちゃん(kurochan96wawa) ツイッター』でSKE48のユニット曲『Glory days』をカラオケで楽しみながら「グローリーデイズ! じゅりなー、テッペンだ!!」と翌日のじゃんけん大会での優勝を願っていた。
その松井珠理奈が本当に優勝したのだから、彼の喜びも頂点に達した。「じゅりな優勝おめでとう! ダイヤモンドがキラキラ輝く時がきた!」と祝福しつつ、「これは奇跡と呼ばず、時代がじゅりなを欲してるのだと思う」と今回の現象を解説している。「じゅりなの快進撃はここからもっともっと…また頂点に努力して突き進むはずだ!」と、この優勝は彼女にとって通過点に過ぎないと見ているのだ。
「じゅりなが一番! 嬉しくて涙でる。じゅりな伸び伸びとまっすぐに育ってくれて、ありがとう!」というクロちゃんに“八百長”の発想などあろうはずがない。彼はファンからの励ましもあって、「ミニマラソンをじゅりなにささげます! トレーニングするしか!」とテレビ番組の人気マラソン企画に全力を尽くすことを誓うのだった。
クロちゃんだけでなく、とりわけ松井珠理奈ファンは今回の優勝を「珠理奈やっぱり持ってる!」と見ているようだ。だが視聴者の中は疑問を感じる者もいたことは否めない。
じゃんけん大会の翌朝、フジテレビの『めざましテレビ』では“じゃんけん大会の裏側”と題して優勝後の松井珠理奈のコメントを放送した。彼女は「まさかの展開で、ずっとパーを出し続けて勝ったので、自分を信じて出し続けて良かった」と語っている。
VTRを見てスタジオでは軽部真一アナが「全部パーで勝つのは凄いですね。おそらく力が入ってみんなグーを出す確率が高くなるのでは」と考えを示した。武道館で実況した三宅正治アナは、「(途中で)パーが多いとは思ったが、実際に戦っている子たちがそこまでわかっているかどうかだね」と感想を述べている。
AKB48ファンによるサイトでも、今回の松井珠理奈の優勝については様々な憶測が飛んだ。やはり前回の勝者である島崎遥香に続いて今回も松井珠理奈が“パー”だけで勝ったことから、「出来レース」、「八百長」と疑う者が少なくないのだ。
松井珠理奈と対戦したメンバーは、彼女がずっとパーを出し続けていることに気づかなかったのか? あるいは気づいてもチョキを出そうと考えなかったのか?という疑問がどうしても浮かぶ。逆に「松井珠理奈がパーを出すから、チョキを出す勇気が無かったのでは」と予想する者も出ている。
松井珠理奈の優勝については、クロちゃんの熱い思いと「八百長」説のような温度差はあるものの、結果的に今回の“じゃんけん大会選抜チーム”が注目を集めたことに違いは無い。他の選抜メンバーもこのチャンスに一丸となって、34枚目のシングル曲で存在感をアピールして欲しい。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)