エンタがビタミン

writer : miyabi

【エンタがビタミン♪】福山雅治が“国民的スター”となった覚悟。良いことも悪いことも「全てを受け入れる」。

対談相手を紹介する資料にシンガーソングライターで俳優の福山雅治は、「国民的スター」と記されていたそうだ。確かに現在の彼は、特定の年代だけでなく老若男女にその名を知られる存在となっている。そうなるとプライベートでの買い物や外食先の店で、思わぬサービスを受けることが多いらしい。だが若い頃の福山は、この心遣いが重荷になっていたこともあったという。

9月22日放送の『ボクらの時代』(フジテレビ系)には、映画『そして父になる』の是枝裕和監督(51)とキャストのリリー・フランキー(49)、そして福山雅治(44)の3人が出演。その中で1993年放送のドラマ『ひとつ屋根の下』に出演してから、福山を取り巻く環境が大きく変わったことが話題になった。

テレビドラマ『ひとつ屋根の下』は最高視聴率37.8%を記録、大学医学部の研修医を演じた福山雅治は幅広い年代で知名度が高まったようだ。プライベートで買い物や食事に訪れた店で、サービスされることが多くなったという。だが若い頃の福山は特別扱いされることを嫌い、頑なにこれを拒んでいた。「お気遣いなく」と丁寧だが、キッパリと断っていたと話す。しかしある日のこと、「これはよくない」と考え方を変えたのだ。

たとえば、もしも自分が楽器屋の店員で尊敬するギタリストのキース・リチャーズ(ローリング・ストーンズ)が現れたら、後先考えずに店にあるギターをプレゼントするだろうと福山は笑う。サービスをする側の気持ちを考えた時、有名人である自分がするべきことは可能な限りサービスを喜んで受け入れ、相手にお礼を述べることだと彼は悟ったようだ。

「全てを受け入れる覚悟」を決めたという福山雅治だが、決して良いことばかりではない。長崎の実家は観光名所となっていて、乗客が頼まなくてもタクシーの運転手が案内するケースがあるという。遠く離れた家族のプライバシー確保も難しい状態なのだ。

話を聞いていたリリー・フランキーが、「“サービスされたものを残さず、全部食べる”嫁を福山にはもらって欲しい」と言い出した。有名人と結婚する覚悟ができている女性を選んで欲しいそうだ。独身であるリリー・フランキーがしたり顔で意見した内容には、福山雅治も苦笑いであった。
(TechinsightJapan編集部 みやび)