リアーナに対するDV事件により、いまだに法の定めた保護観察期間にあるクリス・ブラウン。5月に無免許運転での当て逃げ事故を起こしていた彼に、裁判所はこのほどさらなる社会奉仕活動を命じた。
2009年2月、当時交際していたリアーナの顔を殴るというDV事件を起こしたことにより、2014年8月までの5年間の保護観察を条件に執行猶予が言い渡され、6か月間の社会奉仕活動、DV再発防止のカウンセリングやアンガーマネージメント・プログラムの受講などが義務付けられた歌手のクリス・ブラウン(24)。
その期間中の違反行為には厳しい罰が科せられるが、クリスはロサンゼルスで5月21日、スタジオに向かう途中に若い女性が運転するメルセデス・ベンツに軽く追突する事故を起こしていた。しかもこの時の彼は無免許。効力のない自動車保険の情報を渡してその場を去ったこともあり、ロス検察局はクリスの訴追を決定した。
そしてLA郡高等裁判所は16日、彼にあと1000時間の社会奉仕活動につくよう言い渡した。バージニア州でゴミ拾いの作業にあたっているはずが、実際はメキシコの有名なリゾート地カンクンに飛んでいたこともあるクリスに対し、裁判官の心証はどうしても悪い。草むしりやゴミ拾い、ビーチや高速道路の清掃、イタズラ書きの除去、図書館での読み聞かせや病院でのボランティアなど活動にも種類が色々とあるが、1000時間とはあまりにもイタい。さらに前回は生まれ故郷であるバージニア州での奉仕活動が許されたが、今回はロサンゼルス管内でという指定。情けない姿をパパラッチに激写されるのは時間の問題であろう。
最近では、「新アルバム『X』を最後にもうこの世界から引退したい」などとツイートしていたクリス。音楽や才能で有名になるのは最高の気分だが、過去のあやまちをあれこれ蒸し返されて、それで有名人扱いされるのはもうウンザリとつぶやいていた。そして今回、またしても音楽活動に支障をきたす事態に陥ってしまった。クリスのテンションは下がる一方であろう。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)