エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】ピース又吉が『いいとも』に呼んだ書店員。“太宰治仲間”の木村綾子さんが話題に。

テレビ番組『笑っていいとも!』木曜日のレギュラー・又吉直樹(ピース)が、“知り合いの書店員”として呼んだ女性がツイッターで話題になっている。木村綾子さんは又吉から「書店で働いており、太宰治に詳しく彼に関する書籍なども出している」と紹介されたが、実際には書店の店員としてよりも作家として有名だった。ツイッターでは彼女を知る視聴者が「どんな変人かとワクワクしてたら木村綾子だった」と拍子抜けした感想や、「作家兼モデルだったような気がする」といった情報をつぶやいている。

木村綾子さんは中央大学大学院で国文学を専攻し、太宰治を研究している。読者モデルからタレントへと活動の幅を広げながら小説家・エッセイストとして文筆業も行っており、『今さら入門 太宰治』や『太宰治と歩く文学散歩』など太宰に関する書籍を著しているのだ。

8月22日の『笑っていいとも!』のコーナー“アルタに知り合い呼んじゃいました!”で又吉直樹が「僕がよく行く書店の店員さんを連れてきました」と説明すると、レギュラー陣の笑福亭鶴瓶やベッキーも「素人の方を呼ぶのは初めてではないか」と興味津々だった。

すると登場したのが若くて美人な女性だったので、鶴瓶や山崎弘也(アンタッチャブル)に又吉の相方、ピースの綾部祐二が嫉妬していた。そんな展開で木村さんは「書店に勤める美人店員で、太宰治に詳しいことからピース又吉とは太宰について語り合うこともある」と認識されたのである。

彼女は自らスケッチブックに「実は太宰治はお笑い芸人だった」、「太宰治、実は女性が苦手だった」などのテーマを書いて準備しており、人間的でユーモアな一面もあった太宰について又吉の助けを借りながら解説してみせた。

そんな彼女を見た視聴者から、ツイッターに「太宰マニアと聞いてまさかとは思ったが、やはり木村綾子さんだった!」、「めっちゃかわいいと思ったけど、読者モデルとかやってた人なんだもんなー」、「木村綾子知ってるー! 可愛いよねー。なんか一時期読モからタレント的なこともしてたよね?」というつぶやきが多く、逆に「書店の店員」という経歴に違和感を持つものもいたようだ。

木村さんも『木村綾子(kimura_ayako) ツイッター』でピース又吉の友達として出演したことを報告しており、「いいともで太宰治を話せて嬉しかったです。ありがとうございました。末代まで語り継ぎたい思い出です。死んだら太宰にも報告します。少しイジりすぎたので叱られるかもしれません」とつぶやいている。

それにしても、あのレギュラー陣の容赦ない茶々が入る中で、笑顔を絶やさずに太宰を語ろうとした姿勢は素晴らしい。タレントとしても活動しているとのことだが、太宰治への熱い思いがあればこそ最後まで持ちこたえることができたのではないか。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)