エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】前田敦子がNYのロケで思わず“素”を出す。「私、悪い子じゃなかったですか?」

前田敦子がアメリカのニューヨークで新曲のPV撮影を行った。その際に自転車で橋を渡ったり、ブルックリンの街を散策する彼女をテレビ番組『アナザースカイ』が追った。AKB48を卒業してしばらく滞在していたニューヨークだけに、前田も懐かしそうだ。そんな環境も手伝ってだろうか、ロケが終わった彼女の口からは普段聞くことのない本音が語られたのだ。

2012年の8月27日にAKB48を卒業した前田敦子は、語学留学を兼ねてニューヨークで過ごしている。映画や舞台も観て女優の勉強もしたその街に、今度は歌手としてPV撮影で訪れた。8月16日に放送された『アナザースカイ』にはその前田敦子がゲストとして登場。ニューヨークでPV撮影の合間にブルックリンの街などを散策した時のVTRを、司会の今田耕司、岸本セシルと楽しんだ。

久々のニューヨークだけに前田のテンションも高く、ロケで見せる彼女の姿に今田は「僕らの知らないあっちゃんの表情が出ていて良かったよ」と感想を述べている。当の前田も「かなりラフでした、自分でもびっくりしました!」とVTRを見て驚いていたほどだ。

また、ニューヨークで番組のロケを一通り終えた後、彼女とスタッフのトーク場面でのことだ。前田は「悪い子じゃなかったですか、私?」と話し出すと、「好きって言ってもらえるか、苦手かどっちかだと思うんですよ」と自分に対する反応が両極端だと認識していることを明かした。

「周囲でもそうだ」と彼女は話しており、スタッフに限らずAKB48の仲間や友達関係でもそのようだ。相手を見ていると「私のことをきっとこの人は苦手だなというのが分かる」、「本当に好きになってくれる人も分かる」という。

AKB48時代には絶大な人気を誇った前田敦子だが、時おりファンから無愛想な表情や空気を読まない言動を指摘されることもあった。そうした性格も踏まえてだろうか、ソロとなった彼女は今、ニューヨークで「そのままを好きになってもらえたらいいかなと思います」と本音を語った。

本音といえば、昨年の3月25日にさいたまスーパーアリーナでAKB48からの卒業を発表した時。その日の朝まで辞めるかどうか迷ったという前田のもとへ、秋元康からメールが届いたそうだ。『もし辞めたらどうなるか…もし辞めなかったらどうなるか…』といったシミュレーションを選択するような内容だったという。

彼女は「でも、最後は『まだいた方が良いというのが本音です』って言ってくれました」と秋元からのメッセージを明かした。それでも卒業の道を選んだ前田だが、今回ニューヨークに向かった主な目的は9月18日にリリースするニューシングル『タイムマシンなんていらない』のPV撮影である。

PV撮影が終わってもまだ秋元康は歌詞を手直しするほどで、前田は『アナザースカイ』のスタジオ収録日時点で「実は、まだこの曲は完成していないんですよ」というのだ。だが彼女は不安そうに話しながらも、より良い歌にするために「ギリギリまでこだわってくれる」秋元康に感謝しているようだった。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)