お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志(49)の前では親しくなりたいと思いながらも、気後れして突っ込んだ話ができなかったというマツコ・デラックス(40)。だが今回の番組ではカメラがあるとはいえ、車内で2人っきり。少しでも親しくなりたいと攻め入るマツコと、受け入れる努力をしつつも最後まで松本は手余し気味だった。夜の30分あまりのドライブで、2人はどこまで親しくなれたのだろうか。
『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』(日本テレビ系)で7月28日から3週にわたって放送されたのが、マツコ・デラックスが完全プロデュースしたカルタ争奪戦。取った枚数とは別にマツコが独断でポイントを減点したため、最下位は松本人志に決定。マツコと2人っきりで、東京スカイツリーに向かうこととなった。
隙を見ては松本の身体を触りまくる、マツコ。妻には鍛えすぎて不評だと話すが、私服に着替えた白のTシャツ1枚の松本は本当に逞しい。「ちょっと、スゴイ身体しているわねぇ」と、マツコは目を輝かせて食い入るように見つめる。触られるたびに「もぉ~」と言うしかない松本が、少しだけ気の毒であった。
車内の妖しげな空気を何とか変えようと松本は、「子どもとか…どうするの」と真面目な質問を投げかけてきた。以前から、「“安定を求める人生”を捨てたのは、これからも血の繋がった自分の子どもを育む責任が無いこと」だと発言していたマツコ。男を愛する人生を選んだ自分は、子どもは望まないと決心したのだ。しかし今回、松本への答えは「(子どもが)欲しくなってきちゃった」と、複雑な表情である。だがマツコにとって子どもをもうけるということは、愛し合っている男女が親であるという前提。女性を愛することができない自分は“親になれない”と、哀しげに語っていた。
斬新な発想力を武器にお笑い界で勝負してきた松本には、良き夫・良き父親としてのイメージが感じられなかったのだろうか。マツコは“一生孤独と闘って生きて行く人間”だと、彼を見ていたそうだ。それが40代半ばで、突然の結婚と長女の誕生。「(松本は)腑抜けだった」「ガッカリした」と、マツコの仲間内では散々な言われようだったという。すると松本は、「全員が全員、(自分の結婚を)祝福していなかった」と正直に明かした。守らなければならない家族の存在が、松本の芸風を変えると危惧した人は少なくなかったのだ。
「私たち、変に真面目よね」とマツコがつぶやくと、松本は深くうなずく。そんな彼と親しくなりたいというマツコの思いが何故か消極的だったのは、どうやら他に理由があったらしい。ドライブ中の車内での様子がVTRで流れた後レギュラーメンバーに、「カメラに映っていないけど、いっぱい触られた」と不満をぶちまけた松本。最初に「性的な目で見てしまう」と身体を褒められた時から、最後まで松本のマツコに対する警戒心は解けることは無かったようだ。
(TechinsightJapan編集部 みやび)