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writer : maki

【エンタがビタミン♪】松坂桃李と綾野剛がガッチャマン“Gスーツ”の苦労明かす。緊張感は役以外でも!

人気アニメを実写映画化した『ガッチャマン』で、主役・大鷲の健を務める松坂桃李とコンドルのジョー役・綾野剛が情報番組『シューイチ』の取材を受けた。2人は映画の見どころについて、VFXを駆使した破壊シーンや本作の要ともいえるガッチャマンが着用する“Gスーツ”について話している。中でも“Gスーツ”では並々ならぬ苦労があり、「あの緊張感といったらなかった!」と語気を強めるほどだ。いったいどういう理由で、彼らはそこまで追い詰められたのか。

1972年から放映されて人気のあったテレビアニメ『科学忍者隊ガッチャマン』が今年、佐藤東弥監督のもと実写映画化された。ガッチャマンのメンバーには大鷲の健(松坂桃李)、コンドルのジョー(綾野剛)、白鳥のジュン(剛力彩芽)、燕の甚平(濱田龍臣)、みみずくの竜(鈴木亮平)が抜擢されている。5人が着るそれぞれの“Gスーツ”は総額2,000万円をかけたことが発表されて話題となった。

公開日を間近に控えた松坂桃李と綾野剛へのインタビューが8月18日の『シューイチ』で放送されたが、やはり“Gスーツ”については2人の想像を上回る苦労が語られたのである。

まず映画の見どころについて、松坂桃李はVFX(CGなどの合成処理で実写映像を加工する手法)によるアクションシーンを挙げた。「新宿の街が破壊される場面は、今までの日本の映画では無いものがあると思う」というほど迫力ある映像となっている。

そうした演出の要ともいえるのが“Gスーツ”だ。綾野剛も「原作に敬意を表しながら、新しい“ガッチャマン”を作るんだ」といった気持ちが“Gスーツ”には込められていると話す。さらにそのスーツの着心地は「役にとって非常に良いストレスがある」という。

彼は松坂桃李に同意を求めるように「トイレに行く時の緊張感といったらなかったね!」と明かした。綾野が「現場を止めてしまう可能性がある」と説明すると、「脱ぐのに15分~20分、着るのにも15分~20分、30分近くを使わないとトイレに行けない」と松坂も力説した。

ガッチャマンの誰かが撮影中にトイレに行きたくなると、「その瞬間にみんなで顔を見合わせて、そろそろかな…他にもトイレに行きたい人がいるのでは?」と様子をうかがう状況だったのだ。

人知れぬ苦労があることを知ったリポーターが「それでは映画のあの緊張した表情には、トイレの影響も出ているわけですね?」と尋ねると、松坂は真剣な顔で「ありません」とキッパリ否定した。

アニメを実写化した作品はどうしても原作と比べられる宿命にあるが、今回の実写化で実現した息をもつかせぬアクションシーンに“Gスーツ”が果たした役割は大きいようだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)