11日、東京・新宿にて“AneCan”専属モデル押切もえの処女小説『浅き夢見し』の握手会が行われた。落雷や豪雨、うだるような暑さの中、沢山の女性ファンが駆けつけ長蛇の列をなした。
3年という歳月をかけて書き下ろした長編小説『浅き夢見し』。押切もえは、「書き方が分からず最初は挫折したり、ストーリー展開や終わり方で悩み、一瞬パニックになった」と振り返る。それだけに、「初の書き下ろし小説が形になって、本当に嬉しい」、「素敵な経験をさせてもらった」と終始笑顔を見せていた。モデル仲間である“エビちゃん”こと蛯原友里にも発売前に「読むね」と言われ、また後輩モデルには「一気に読んで、元気になった。ありがとう」と連絡があったという。「凄く感動した」と押切は嬉しそうに明かした。
小説『浅き夢見し』は、25歳の売れないモデルが挫折を繰り返しながらも、試練を乗り越え、自分だけの光の道へ一歩を踏み出すまでのストーリー。現役モデルの押切だからこそ描くことができる舞台裏や笑顔の裏の辛さなど、読む人が共感し、勇気や元気を与えるビタミン剤のような仕上がりである。
「大変だったけれど、また小説を書きたい」と語る押切。「全然違う分野で頑張ってもがいている人を書いてみたい」と次回作への意欲もうかがわせた。取材陣の「官能小説は?」との質問には、「書きたくてしょうがない時がくるかも?」と笑いを誘う。小説では恋の予感もあったが、「現実ではふんわりした感じ、タイトルのように『浅き夢見し』です。私にとってオメデタイことは本を生んだこと」とコメントして、周囲を笑わせていた。
押切の熱い思いが沢山詰まった『浅き夢見し』は初版1万部発行。すでに重版も決定している。今後、小説家・押切もえの活躍も目が離せない。
押切もえ 処女小説『浅き夢見し』は小学館より絶賛発売中。
(TechinsightJapan編集部 うめ智子)