ドラッグをどうしても断てず、幼い双子の子育てもまるでダメという3番目の妻ブルック・ミューラーに手を焼いてきたチャーリー・シーン。このほどその双子の養育について、家庭裁判所はかねてから関わりを持ってきた2番目の妻デニス・リチャーズに、「今年いっぱい」という条件で正式に委ねた。
俳優のチャーリー・シーン(47)が2008年5月に3番目の妻として迎えた、パリス・ヒルトンと仲良しの不動産投資家であったブルック・ミューラー(35)。2009年3月には双子のボブ君とマックス君が誕生したが、その年末の休暇中にDV事件が発生し、夫婦ともにアルコールやドラッグの依存であることが発覚。2011年には離婚し、双子の養育権はブルックに認められた。
しかし実際のところ、双子の子育てはそっちのけであったブルック。ドラッグ依存はどんどん重くなり、この春ついに児童相談所(Department of Children and Family Services)が双子を保護。ブルックはリハビリ治療のためリンジー・ローハンもお世話になった「Betty Ford Center」に送られた。
そこに助け船を出し、仲良くしてきたチャーリーやブルックのためにもと双子を暫定的に引き取ったのが、彼の2番目の妻で女優のデニス・リチャーズ(42)。彼との4年間の結婚生活では2人の娘に恵まれ、さらには赤ちゃんを養女に迎えるという仕事より家庭最優先の女性である。そこに元気な男の子が2人増えるのは大変だったはずだが、裁判所もその状況を高く評価。デニスに改めて今年いっぱいの養育権を認めたが、チャーリーは「いっそのこともっと長くデニスのもとで」と望んでいるとも言われている。
もっともそれが不服であるブルックは「双子は自分の兄が面倒をみる」と主張してきた。5万5000ドル(約551万円)という大変な額の養育費を毎月チャーリーから受け取ってきたため、その権利を失うのは正直イタいのだ。だがその大金でドラッグを買っていたと考えられるため、資金供給を断つことも大切であろう。またデニスがチャーリーに双子の養育費を求めていないことが大きく報じられたが、裁判所はしかるべき手当を養育者に支払うよう命じるもの。「デニスもきちんと大金を受け取っている」との声がもっぱらである。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)