イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-yokote2

【イタすぎるセレブ達】ブラッド・ピットの“替え玉”を演じた男性が「時給680円だった」と英紙に暴露。

主演の役者が何億円というギャラを稼ぐ傍らで、縁の下の力持ちとして、あるいは命がけで活躍してくれるスタントマンや替え玉があまりにも薄給であることは有名。ブラッド・ピットの替え玉を演じた男性も例外ではなかったようだ。

『007 慰めの報酬』のマーク・フォースター監督によるブラッド・ピット(49)主演のパニック映画の超大作が、8月10日に日本でも公開予定の『ワールド・ウォーZ』(World War Z)。そこでブラピのボディダブル、つまり替え玉を務めたという26歳のデヴィッド・ピーターソンさんが「時給に換算すると4.44英ポンド(日本円にして約680円)だった」と英紙『デイリー・ミラー』に暴露して話題になっている。

デヴィッドさんはスコットランド人で、グラスゴーのスーパーマーケットを利用して行われた撮影に参加した。「ブルーのジャケットにジーンズという姿でパニックさながらにカートの中に食料品の缶詰を放り込んでいくブラッドは、体格までそっくりだけれど実は僕なんです」と説明する。

『ワールド・ウォーZ』におけるブラピのギャラは900万ポンド(約13億7700万円)と言われている中、デヴィッドさんは朝6時から仕事を開始して18時間も働いたが、その報酬はたったの80ポンド。つまりブラピの112,500分の1という超薄給であったことを同紙に漏らした。

だがロケ現場に張りつめている緊迫した空気を皆と共有し、世界のトップ俳優であるブラッド・ピットになりきったという経験にはひどく感動したらしく、「お金なんて僕にはどうでもいいことです」と語る。もっとも「さすがにブラピと僕の現場での扱いは天地ほどに違いました。彼に話しかけることは禁止だったため、サインももらっていません。イギリスのプレミア上映会にも呼ばれていないし、VIPパスだってくれないんですよ」と不満も少しはある様子だ。

この『ワールド・ウォーZ』については、すでに続編製作の話が持ち上がっている。「ブラッド・ピットに扮してくれと頼まれてノーと言える人なんているわけがないでしょう。彼は本当にプロフェッショナル気質の人。僕もベストを尽くしました」と語っていることから、デヴィッドさんはそちらにおいてもお呼びがかかる可能性が大きいようだ。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)