流行語大賞に「フォーー!」がノミネートされてから8年。“一発屋”として、世間に認知されつつあるレイザーラモン。だが現在は隠れた才能を発揮し、芸人以外の分野でプチブレイクを果たしていたのだ。
18日放送の『大竹まこと ゴールデンラジオ』(文化放送)に、ゲスト出演したお笑いコンビのレイザーラモン。意外にも高学歴で多才な2人が、芸人を目指すことになったきっかけを話した。
芸人になる前、レイザーラモンHGは同志社大学を卒業し、生協コープへ就職。相方のレイザーラモンRGも立命館大学を卒業、自動車販売会社に就職をしていた。学生プロレスで意気投合した2人は、2000年『ABCお笑い新人グランプリ』で審査員特別賞を受賞し、吉本興業入りを果たしている。
2005年には、HGの持ちネタ「フォーー!」が流行語大賞にノミネートされ大ブレイクするも、お笑い芸人としてテレビに出演することは少なくなっていた。しかし最近、HGはTV番組のデッサン対決で漫画家の江川達也に勝利し、審査員には「美術大学も合格できるレベル」と言われてその上手さが注目された。また、現在ではその肉体美を生かしてファッション雑誌でモデル姿を披露している。RGも先に参戦していたHGにならい、プロレスイベントハッスルに出場。タイガー・ジェット・シンらとも対戦して話題となった。
そんな高学歴で多才な2人に対し、番組MCの大竹まことが「なんで芸人目指したの?」と呆れた様子で質問した。しかしここに驚きの理由があった。実は2000年の『ABCお笑い新人グランプリ』で審査員を務めていたのが、当の大竹だった。その大竹が自分たちを褒めていたと噂を聞いて自信がつき、芸人を目指すべく脱サラしたというのだ。
芸人以外で才能を発揮するレイザーラモンだが、やはり「芸人でいたい」という気持ちがあるという。最近ではRGのあるある芸のほか、昨年には『THE MANZAI2012』に出場し、認定漫才師に選ばれている。芸人として再ブレイクもあり得るかもしれない。
(TechinsightJapan編集部 佐々木直まる)