エンタがビタミン

writer : miyabi

【エンタがビタミン♪】俵万智が大絶賛! あのお笑いタレントの「〇〇あるある」は、どのアーティストよりも素晴らしい。

280万部のベストセラー歌集「サラダ記念日」の著者、歌人の俵万智さん。彼女が“言葉の使い方が素晴らしいアーティスト”として第1位に選んだのは、意外な人物であった。桑田佳祐や中島みゆきらの一流アーティストを抑えて選ばれたのは一体だれなのであろうか。

『ジョブチューン~アノ職業のヒミツぶっちゃけます!』SP(TBS系)に出演した俵万智さん。彼女が歌人として共感を覚える、「言葉の使い方が素晴らしいアーティスト・ベスト3」を発表した。

まず第3位は桑田佳祐。言葉の選び方や繋ぎ方が素晴らしく、その例としてデビューシングル「勝手にシンドバッド」の中にある歌詞“胸さわぎの腰つき”を挙げた。俵さんはこの文章が、“これからの恋の予感が表現できている”言葉の発明だと感心していた。

第2位は中島みゆき。失恋の歌は、1300年以上から和歌の世界でも歌われている「王道」だという。失恋で傷つけられた側に恋の歌が生まれるというのは、今も昔も変わらないのだ。

そして注目の第1位は、なんとお笑いタレント・レイザーラモンRGであった。「〇〇あるある」は素晴らしいと大絶賛する俵さんに、スタジオの出演者らは「えー?」と不満顔だ。すると彼女は、RGの歌詞がいかに優れているかを説き始めた。

「歌舞伎役者のベテランは、自分の弟子を鏡越しで怒りがち」。このRGの作品を例に出した俵さんは、誰でも感じる気持ちではなく後から“ジワ~”と感じられる文章は、本当に素晴らしいと褒め称える。そして最後に「RGさんのしていることは、みんなが見たことがある名も無い道端の小石に、名前をひとつずつ付けている」のだと選評を述べたのだ。

番組終了後、俵さんが自分を大絶賛してくれたことを知ったRGは『レイザーラモンRG(rgizubuchi) Twitter』で、「ありがとうございます!」とお礼のコメントを彼女に送った。すると俵さんから、「RGさん大好き!」との返信が。これには「きゃー!!」と素で喜ぶRGであった。
(TechinsightJapan編集部 みやび)