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1996年に公開された北野武監督の映画『キッズ・リターン』。その続編が10月12日に公開されることが明らかになった。『キッズ・リターン 再会の時』のタイトルで、前作の10年後を描いた作品になるという。ファンにとっては17年ぶり、待ちに待った続編の登場となるが、監督、主演俳優などが一新されており、その内容を不安視する声がネットの一部であがっている。
『キッズ・リターン』と言えば、北野武監督の6作目となる作品で、青年たちが大人の世界に踏み込み、さまざまな現実に直面する様を描いた青春映画である。主役を演じた金子賢はこの映画を機に俳優として飛躍。また主役デビューを果たした安藤政信の出世作としても知られている。カンヌ国際映画祭にも正式出品され、毎日映画コンクール(日本映画優秀賞)、ブルーリボン賞(監督賞)など多くの賞を受賞した。
この名画の続編が、17年の時を経て公開されることになった。タイトルは『キッズ・リターン 再会の時』で、前作の10年後の世界を描いたもののようだ。監督は『キッズ・リターン』の時に助監督をしていた清水浩氏。主演は平岡祐太と三浦貴大が務める。
このキャストと監督の交代に、「キャスト一新なら観ない」、「北野武監督で観たかった」、「金子と安藤じゃなきゃダメ」など、一部ネット上で批判的な声が飛び交っている。
『キッズ・リターン』のファンにとっては金子賢と安藤政信が演じるからこその魅力だったのか。とはいえ今回の『再会の時』の中でも、自転車の名シーンなどは登場するということだ。前作と比べながら観ると新しい発見があるかもしれない。
(TechinsightJapan編集部 瑛里)