幼児向け教育・音楽番組『おかあさんといっしょ』は歌のお兄さんとお姉さん、そして体操のお兄さんとダンスのお姉さん(以前は体操のお姉さん)が中心となっていろいろなコーナーを担当する。これらお兄さん、お姉さんには厳しいオーディションがあり、番組出演が決まればNHKから私生活における禁止事項が提示されるという。実際にダンスのお姉さんを7年間務めたいとうまゆ(33)が、『おかあさんといっしょ』出演時代を振り返った。
7月27日放送の『ジョブチューン アノ職業のヒミツぶっちゃけます!』(TBS系)に出演したいとうまゆは最初に、ダンスのお姉さんに好まれる容姿について説明した。
フリルが可愛い洋服がよく似合い、美しい歌声を笑顔で披露するのが歌のお姉さん。一方ダンスのお姉さんはとにかく元気いっぱいに動き回り、時には子どもが喜ぶ被り物にも挑戦する。このようなキャラクターからダンスのお姉さんは、「親しみやすく、あまり美人ではない方が良い」といとうは話す。また激しい動きが多いことから、目のやり場に困る巨乳の女性はNGらしい。
また歌のコーナーに4人揃って出ていても、実際に声が出ているのは歌のお兄さんとお姉さんだけ。体操のお兄さんやいとうのマイクは、OFFになっていたという。
他にいとうがNHKから言われたことは、歩き食いや信号無視の禁止。恋愛は「バレたらダメ」なので、恋人がいても人前でイチャイチャすることはできなかったと語る。また妊娠はしないで欲しいと、 釘を刺されたそうだ。
『おかあさんといっしょ』の放送は月曜から土曜日まで。また年に何度か開かれるファミリーコンサートや、各種イベントがある。打ち合わせやリハーサルも考えると、『おかあさんといっしょ』のレギュラー陣は大変日程がハードであろう。その中で代わりの効かない役割を引き受けている以上、自制を求められるのも仕方がない。特にスキャンダルが発覚しての番組降板は、絶対に避けなければならないのだ。
いとうは『おかあさんといっしょ』を卒業した今でも、幼児向けのイベントや番組に出演することが多い。子どもの関心を引きつける話し方や表情そして動きは、経験とテクニックが必要だと言われている。しばらくは元“ダンスのお姉さん”として、活躍する場は多そうである。
(TechinsightJapan編集部 みやび)