ジャニーズの堂本光一が音楽番組『ミュージックステーション』で活動を再開したばかりのサザンオールスターズと共演した。堂本光一が「サザンの思い出の曲」について話したところ、桑田から「歌が上手いんですよね」と褒められて慌ててしまった。

2008年に活動休止を発表してから5年。デビュー35周年を機に今年の6月25日に活動再開を発表していたサザンオールスターズが『ミュージックステーション』に登場してテレビでの復帰を果たした。番組ではトリを務めて新曲の『ピースとハイライト』と『蛍』の2曲を披露している。

この日はKinKi Kidsの堂本光一も共演しており、司会のタモリから「サザンオールスターズ思い出の1曲」について尋ねられたところ『匂艶（にじいろ）THE NIGHT CLUB』と答えると、「あれ、いい曲だよね」とタモリも共感していた。

それを聞いた頃は「まだ、子どもだった」という堂本光一が生まれたのは1979年で、同曲が発表されたのは1982年である。彼は「子どもながらに『これはHな曲だな』と分かった」と振り返っており、あるいは3歳の時にリアルタイムで『匂艶THE NIGHT CLUB』を気に入ったのかもしれない。

子どもだった堂本光一も今では「大人になって改めて聴くと、Hなだけじゃなくて桑田さんの大人の男のセクシーさが分かる」と語ったのだ。

ちょうど後ろの席で聞いていた桑田佳祐も笑っていたが、やがて身を乗り出して「光一くんは歌が上手いんですよね。いや、本当に上手い」と絶賛したのである。いきなり褒められて驚いた堂本光一も「本当に素晴らしい曲です」と返したが、「いや、君のほうこそ」と言われて「いや、なんでですか!?」と慌ててしまった。

2人のやりとりは視聴者の間で話題となっており、ツイッターでは「タモリと堂本光一がサザンの話をすると必ず“匂艶 THE NIGHT CLUB”で盛りあがる」、「“匂艶 THE NIGHT CLUB”私も好き！　昔ラジオでも堂本光一が言ってて嬉しくなった記憶がある」とつぶやかれている。堂本光一が昔から“匂艶 THE NIGHT CLUB”を好きだと話していることから「ブレないのはさすが」と感心するファンもいた。

「サザンオールスターズ思い出の1曲」についてコブクロは『C調言葉に御用心』（1979年）、いきものがかりは『TSUNAMI』（2000年）を挙げており、サザンオールスターズが各世代で心に残る名曲を出し続けていることに改めて驚かされる。
（TechinsightJapan編集部　真紀和泉）