過去に1億円ほどの税の申告漏れがあったとして脱税の罪に問われていた、ヒップホップ界の売れっ子プロデューサーでMCのファット・ジョー。このほど連邦裁判所が彼に禁固刑を言い渡した。

ヒップホップ界の人気者でMC、音楽プロデューサーとしても活躍しているラテン系人気ラッパーのファット・ジョー（本名：ジョセフ・アントニオ・カルタヘナ＝42）。ニュージャージー州ニューアーク市の連邦裁判所は24日、脱税の罪により彼に対して懲役4か月の実刑判決を言い渡した。

ファット・ジョーは2007年、2008年と2年分にわたって正しい所得金額を申告せず、計1億円を脱税した疑いをかけられていた。現在はフロリダ州マイアミビーチに暮らしている彼だが、事務所はニュージャージー州に構えていたという。

ファット・ジョーに関しては昨年1月、妻と幼い娘がありながら交際1年の愛人（当時26歳）がいることが発覚し、結婚17年にして妻ロレーナさんから離婚を突き付けられ、浮気が原因であることから養育費とあわせて慰謝料をタップリと要求された。

ファット・ジョーが今回実刑判決を食らったのは、脱税の事実にも追徴課税の指示に従わなかった（＝支払えなかった）からである。若い愛人を作って家庭を壊し、妻にゴッソリと財産を持って行かれたところで過去の脱税が発覚し、それを支払えずに刑務所生活へ。浮かれていると人生いつどこで足をすくわれるか分かったものではない。
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）