イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-yokote2

【イタすぎるセレブ達・番外編】ローリン・ヒル、法廷で「まるで奴隷をいじめているよう」と抵抗するも3か月間の服役へ。

歌姫ローリン・ヒルが、巨額の脱税を理由に服役のピンチに直面していることを先月下旬にお伝えしていた。裁判所はまさに投獄の当日に、「支払い能力があるなら是非ここで納税を」と最後のチャンスを与えたのだが…。

レゲエ界でも活躍する実力派ヒップホップミュージシャンで、6人の子を持つ母でもあるローリン・ヒル(37)。彼女が2005年度分から3年分にわたり、180万ドル(約1億8000万円)を超える収入がありながら連邦所得税の申告を怠った容疑でIRS(合衆国内国歳入庁=The Internal Revenue Service)に訴えられたのは、昨年6月のことであった。

ニュージャージー州ニューアークの裁判所における聴聞会で、潔くその事実を認めたものの納税を拒んだローリン。彼女には実刑判決が下り、先月22日に刑務所に入ることを命じられた。ところが絶体絶命というそのタイミングで、弁護士が判事に大きなレコーディングの契約が新たに入ったことを告げると、ローリンは納税の最後のチャンスを与えられ、それを約束したことから投獄を一旦は逃れた。

ところがこの6日、判事はローリンに7月8日までに刑務所に入り、3か月間服役するよう言い渡した。求刑は3年で大方の予想は1年。これより量刑は軽くなったが、その後には自宅監禁の期間まで設けられてしまった。

ローリンの弁護士は裁判所の前でメディアのマイクに向かい、「彼女は6人の子の母であり、犯罪歴もなく慈善活動も懸命に行ってきました。言い渡された約9700万円をきちんと納めたのに」などと語り、不服そうだ。

なお、ローリンは法廷で「私は奴隷の娘ですから、骨の髄にまで典型的なその経済感覚が浸み込んでいるのです。私は確かにたくさん稼ぎましたが、その納税で苦しめられるなんて奴隷いじめと似たようなものです」と主張。しかしローリンは中流階級育ちであり、残念ながら彼女のこうした言葉に説得力はなかったようだ。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)