台湾のお天気アイドル・ウェザーガールズが、情報バラエティ番組『王様のブランチ』に出演して天気予報を読み上げた。楽曲に合わせてミニスカートにおへそを出した大胆な制服で踊りながらお天気を知らせる彼女たちの姿に、MCの谷原章介も「完成度が高い」と唸ったほどだ。視聴者もツイッターでウェザーガールズの感想をつぶやいているが、そこからは彼女たちの問題点が明らかとなった。
お天気アイドル・ウェザーガールズは、2010年に台湾のインターネットテレビで天気予報番組「Weather Girls」に出演して話題となった。日本のアイドルやK-POPガールズに匹敵するプロポーションと大胆なミニスカートを特徴とする。踊りながら天気を予報するパフォーマンスで人気も急上昇しており、昨年の10月には日本デビューも果たしているのだ。
6月1日の『王様のブランチ』では後半の天気予報で登場すると、水兵風の白地に青を強調したミニスカートとお腹を出した衣装で会場を魅了した。
彼女たちは月替わりでコスチュームを替えるので、ある時は女子高生の制服をイメージしたミニスカートでパフォーマンスするなどいくつかのパターンがあるのだ。また、メンバー7人はそれぞれ曜日担当が決まっており、この日も「日曜日ガールのNUENUE(ニューニュー)です」と1人ずつ自己紹介していった。
ちなみに、月曜日ガールはHIJON(ハイジャン)、火曜日はESSE(エース)、水曜日はDARA(ダラ)、木曜日はMIA(ミア)、金曜日はMINI(ミニ)、土曜日はYUMI(ユミ)となる。日本語は話せるが、まだカタコトで天気予報もスムーズとはいかない。しかしブレのないパフォーマンスでそれを伝える彼女たちの姿に、谷原章介も「いやー、完成度が高いですねー」と感心したのだ。
一方で、MCの本仮屋ユイカは女性ながら「目のやり場に困りますね」と感想を話したように、彼女たちの美脚とくびれたウエストを強調したルックスはまぶしいほどだ。ツイッターでも放送と同時に「ウェザーガールズがブランチに出てる」と彼女たちの件がつぶやかれている。
「いかん、ウェザーガールズに胸を射抜かれた。かわええ」、「がんばって喋ってて可愛い」と魅了された視聴者も少なくない。
ただ、「7人全員日本語カタコトで全然情報が入ってこない」、「かわいかったけど、天気伝わってこなかった」、「インパクトありすぎて、肝心の天気予報が分らなかった」というつぶやきもある。カタコトというだけでなく、視覚的なアピールに集中するあまり天気予報の情報が耳に入りづらいのだ。
番組ではMCから「梅雨明けがいつになるかを予報してもらいましょう」と、水曜日ガールのDARA(ダラ)が紹介された。彼女はヒールを脱いで裸足になると、持ち出された2枚の板をキックで割りながら予報するというのだ。テコンドーが得意で、数々の大会に出るほどの腕前なのである。
DARAが気合いと共に板を蹴り割って梅雨明けを予報すると「凄い!」と共演者たちも興奮したが、「梅雨明けはいつになるか聞こえませんでしたね」と誰もが口にしていた。ウェザーガールズはカタコトであるだけでなく、セクシーなルックスやパフォーマンスが個性的過ぎて天気予報が記憶に残らないのが問題点といえるだろう。
それでもツイッターでは「めちゃくちゃスタイルいいな」、「特に日曜日担当の子がタイプだ」などと評価されており、「最近、メディアでよく見かける」といったつぶやきもある。その人気は確実に上昇しているようだ。
6月5日には3rdシングル『恋のラブ・サンシャイン』がリリースされ、その記念イベントが渋谷やお台場、亀戸で開催される予定だ。人気が出てきたとはいえ、まだまだ「ウェザーガールズって何者?」という声が多いのも事実である。今はこうしたイベントやバラエティ出演で地道に知名度を上げることが大切だ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)