日本でアリーナツアー「GIRLS’ GENERATION ~Girls&Peace~ Japan 2nd Tour」を開催中の少女時代がテレビ番組に出演した。彼女たちは韓国でのデビュー前から日本でコンサートをすることが夢だったという。そんな少女時代に、番組スタッフが近年の日韓関係による音楽活動への影響について尋ねた。
K-POPガールズグループ・少女時代は今年の2月から日本で全国アリーナツアーを行っている。3月24日に放送された『情熱大陸』では、さいたまスーパーアリーナでのコンサートの様子が映し出された。コンサート会場には多くのファンが訪れて、相変わらずの人気ぶりを実感させられた。
昨年の紅白歌合戦には少女時代やKARA、東方神起など韓流グループの姿は見られなかった。日韓関係が彼らの日本での活動になんらかの影響を与えているのか。番組ではその点について少女時代のメンバーに何度も尋ねて、ようやく考えを聞くことができたのである。
少女時代は韓国でも人気スターであり、音楽活動の他にテレビ番組のMCなどでメンバーそれぞれに活躍している。「仕事が凄く忙しくて、あまり寝ていない」という状況なのだ。そんな過酷なスケジュールの中で、今回の日本でのアリーナツアーへ向けて準備を進めていった。テヨンは「日本のツアーは本当に楽しみで、考えるだけで幸せです。でも、今はうまくやらなきゃと考えて複雑な気持ち」とツアーを前にして語っている。
彼女たちは小学生や中学生の頃から厳しいレッスンを続けてきた。ソヒョンは「学校が終わったらすぐ会社に行って、夜10時ごろまで練習でした」と当時を振り返る。ジェシカは「日本で活動することが幼い頃からの夢でした」と話すと、「日本語の勉強を頑張って、もっと日本のファンと近づきたいです」と日本の活動に意欲を見せていた。昨年の日本での活動についてスヨンは「あんまり満足していない。もっと日本でいろんなことにチャレンジしたい。(本来の少女時代は)すごく明るい性格なのでバラエティとかでそれを見てもらう機会が欲しかった」と語っている。
番組スタッフが「昨年は韓国アーティストの日本での活動が少なかったという声もあるが…」と日韓関係について話題を向けると、ソヒョンは「音楽は国や言葉が違っても問題は無いと思う。音楽は心で聴くことができるのではないかと思っている。もっと良い音楽を作り、聞かせたいです」と思いを明かした。
日本でのツアーが始まり、移動中のバスの中でスヨンは「日本のファンは目が合ったら泣いちゃったりもするので、こちらが感動させられることもある。舞台に立つ私たちをアーティストになった気持ちにしてくれる」と思いを明かすと、やはり「音楽に国境は無いと思います」と言い切ったのである。
少女時代のアリーナツアーは4月20日・21日に大阪市中央体育館で追加公演が決定しており、今のところこれが最終日となるようだ。まだまだ、各地で多くの日本のファンが少女時代のライブを待ちわびている。こうした音楽活動を続ける彼女たちとファンの関係に国境は感じられない。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)