6月4日に埼玉スタジアムで行われたサッカー2014年ワールドカップアジア最終予選の第7戦で、日本代表はオーストラリアと引き分けてW杯出場を決めた。日本は終始攻めながらも得点にいたらず、終盤で1点を先制されるという波乱含みの展開だったが、最後に決めてくれたのが本田圭佑選手だった。そんな彼の活躍をNMB48の山本彩も見守っており、興奮が高まる様子をGoogle+で報告している。
試合開始から5分。FKでの遠藤保仁選手のシュートが惜しくもゴールの脇をかすめた。その後も日本は何度もオーストラリアのゴールを脅かしたが得点できなかった。本田圭佑選手も度重なるチャンスをものにできず悔しさを滲ませていたのだ。
0対0で折り返し、後半戦に入って36分でのことだ。オーストラリアのトミー・オアー選手が左サイドから日本ゴール前にクロスボールをあげた。ふんわりと山なりに弧を描いたボールが、ジャンプして止めようとするキーパーの手をすり抜けてゴールに吸い込まれていく光景はあの“ドーハの悲劇”を髣髴とさせた。
6万を超えるといわれるサポーターもそれまで攻勢だっただけに、一気に落胆する空気が漂ったものだ。しかし、日本代表が諦めずに攻撃を続けるとサポーターもそれを後押しした。そして、後半終了間際にオーストラリアのゴール前で本田選手が蹴ったクロスボールが相手選手のハンドを誘ったのだ。
本田選手がPKをゴールど真ん中に蹴りこむと同時に、ゴール後ろのスタンドでサポーターによる10本はあろうかという多数のフラッグが立つ光景は大漁旗を思わせた。祭りのように歓喜するサポーターの歓声に包まれながら日本代表は残り時間を守りきったのだ。試合結果は1対1で同点となったため、日本代表は5大会連続5回目となるワールドカップ出場を決めたのである。
NMB48の山本彩も終盤のシーンに感動したようだ。『山本彩 Google+』によると彼女はこの日、渋谷で握手会用の私服を買って自宅に戻り「テレビでワールドカップ付けた瞬間点を決められてしまった」と、あの失点シーンから観戦している。
「うわぁあ!」「凄い展開だぁあ!!」「鳥肌やばい!」「日本頑張れ!!」といった表現からも、試合に引き込まれていった彼女の緊張感が伝わってくる。やがて、本田選手のPKが決まると「本田さんプレッシャーに強過ぎる。格好良過ぎるぅ。鳥肌が止まらないぃ」と感激した。
さらに山本彩は、試合後に本田選手が「皆さんがプレッシャーかけてくれたんでね」とコメントしたことについても「会場も盛り上がってましたね。面白いし、本田さんらしい言葉。素敵だ」と彼の魅力を絶賛して興奮冷めやらぬ様子だった。
プロ野球では阪神タイガースファンとして知られる山本彩だが、雑誌「サッカーゲームキング(SOCCER GAME KING)」の表紙やグラビアを飾ってサッカーへの感心も高くなっている。今回の試合を見てさらにサッカーが好きになったはずだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)