エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】AKB選抜総選挙で28位に躍進。NMB48山田菜々の“直球コメント”が話題に。

AKB選抜総選挙では、名前を呼ばれたメンバーがどのようなコメントをするかも見どころのひとつだ。「努力は必ず報われる」の名言を残した高橋みなみは今年、「成功への一番の近道は、成功するまで失敗し続けること、そして諦めないこと」と伝えた。2位となった大島優子や1位に輝いた指原莉乃のコメントも、過去にないユニークなものとして歴史に残りそうだ。そんな中で、NMB48の山田菜々のコメントが“すご過ぎる”とファンの間で話題になっている。

山田菜々は2010年9月『NMB48オープニングメンバーオーディション』に合格しているが、実はそれ以前に『ハロプロ関西オーディション2005』に合格して、アップフロント関西のアイドルグループSI☆NAとして活動したこともある。また、弟はジャニーズのNYCなどで活躍している中山優馬で、姉弟でアイドルという環境にあるのだ。

第5回AKB48選抜総選挙』の開票イベントで、「未完の大器」と紹介されたのはそんな経歴によるものと思われた。しかし、28位となってステージに立った山田菜々がマイクを向けられてコメントした時に、“未完の大器”の意味はもっと別なところにあると感じられたのだ。

昨年46位だった山田菜々は今回28位で名前を呼ばれると、ステージの2階にある待機席から涙ながらにフラフラとした足取りで階段を下りてきた。ようやくステージ上に立つことができ、マイクを向けられた彼女は次のようにコメントしている。

「NMB48チームMの山田菜々です。私、すごい変な声とか、よくチンチクリンだねとか言われるんですけど。だから、どうやったら前に、グイグイ行きたいんですけど、どうしてグイグイ行くのかわからなかったりするんですけど。28位をもらったので、グイグイ行きます。ありがとうございました!」

彼女のあまりにシンプルなコメントがAKBファンによるサイトでも注目されており、様々な感想が寄せられているのだ。「脳内再生100%できるわ、山田菜々ってすげーな」、「さすがななたん!」と彼女らしいと絶賛するものから、「まじかよななたむ…」、「まぁぽんこつですし」と拍子抜けしたような感想もある。

ファンはそんな彼女を知っているだけに「危惧してたよりマシなコメントだったからな、ホンマななたんはスリリング」というコメントもあり、山田菜々として上々の出来だったようだ。ある意味、期待を裏切らないコメントをした彼女に対して「難波好感度No.1」という評価もあった。

前田敦子の「私のことは嫌いでも、AKBのことは嫌いにならないでください!」や高橋みなみの「努力は必ず報われる」、篠田麻里子の「潰すつもりで来てください。私は何時でも待っています」、そして大島優子の「涙のひとつも出ないこの感覚、なんでしょう」はAKB選抜総選挙の名コメントとして記憶に残るだろう。

山田菜々のコメントは語り継がれることはないかも知れないが、「やっぱり山田菜々だった」というインパクトはファンの心に焼きついたはずだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)