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writer : maki

【エンタがビタミン♪】「夏海は器が大きい人」。卒業公演終えたAKB48松原夏海の人柄を大島ら同期が証言。

AKB48の第2期生として活動してきた松原夏海が、6月4日にAKB48劇場で最後の公演を終えた。公演後に同期の大島優子らがブログで心境を綴っているが、飾ることの無い松原の素直な人柄がメンバーからも愛されていることが伝わる。メンバーの誰もが彼女の卒業を惜しみながらも、これからの活躍を期待しているのだ。

2006年にAKB48の第2期オーディションで合格したメンバーは19人だった。それから約7年を経て、残ったメンバーは大島優子、梅田彩佳、宮澤佐江、小林香菜、秋元才加、松原夏海だったが、今年に入って秋元と松原が卒業を発表した。6月4日には、その松原夏海の卒業公演が行われたのだ。

昨年の6月6日に行われたAKB選抜総選挙の開票イベントで、松原夏海は所属するチームAから唯一、名前を呼ばれなかった。日本武道館のステージ前に並ぶメンバーの待機席に、ポツンと座る松原の姿は寂しそうだった。

彼女が今年の総選挙に立候補しなかったのは、昨年と同じことになってはファンに申し訳ないと考えたからだろう。それに加えて卒業して女優という夢を目指す時期を感じたのではないか。

松原の卒業公演で共にステージに立った秋元才加は6月5日のブログ『ブキヨウマッスグ。』で、「最後の円陣で夏海は皆にそれだけ言ってくれたんです」と松原の「何も変わらず、いつものように」という言葉に触れている。秋元が「最後まで夏海らしくて。そんな夏海が大好き」というように、松原は誰からも愛される人柄なのだ。

また、大島優子は卒業公演後にブログ『ゆうらり ゆうこ』で、「いつだってどんなときだって、ストレッチを入念にやって欠かさなかった人。基礎をしっかり持っている人だと思う」と彼女が見てきた松原を振り返る。大島がそう感じるほど松原は努力家でもあった。

松原を真ん中に入れて、集合写真を撮ろうとすると「いいよ、私は~」と照れて遠慮する。大島はそんな松原を「誰に対してもどの場でも、謙虚な人だよね」といいつつも、ずっと見続けてきた彼女の人柄を「夏海は器が大きい人で、みんなを優しい笑顔で見守っていた」と証言する。

松原の卒業公演に駆けつけた宮澤佐江も、ブログ『おやすみなさえ』で「夏海は、わたしがAKB48のオーディションに合格して一番はじめにアドレスを交換したメンバーです。このことは一生忘れないだろうな」と彼女との思い出を記している。「夏海は本当に心が綺麗な人」と率直な表現が宮澤らしい。

AKB48で共に活動してきた宮澤は、松原が苦手だったダンスやMCを努力して克服したことを思い出す。「今となってはダンスは夏海に聞く人が多くて、MCでもメンバーひとりひとりを引き立ててくれる話を回してくれたり」と、松原がチームに欠かせない存在となるまでの頑張りを目にしてきたのだ。

そんな彼女を知るだけに宮澤は「夏海には、きっと神様からのご褒美がこれからあると思う」、「夏海がお芝居をしている姿を見れる日をわたしも楽しみにしています」とこれからの活躍に期待を寄せていた。

松原にはダンスを教わったり、悩みを聞いてもらったりしたという小林香菜は『脱おバカブログ』で、「なっつみーとの思い出は濃すぎて文字にするのも難しいくらい沢山あるなぁ」というほど親交があった。その小林も「なっつみーの全てが好きです。いつまでもみんなのお手本でいてください」というほど彼女の人望は厚い。

梅田彩佳もまた、卒業公演を終えた感想を「あったかかった。空間が。ファンのみなさんが」とブログ『Dance Studio UMEDA』で綴っている。「なっつみぃ幸せものだな。この空間ができるのも、なっつみぃの人柄」という梅田は、松原の卒業公演にもかかわらず「最近心が折れ始めてることを、今日の空間で修復してもらった」というほど自分自身が感動したそうだ。それほどファンやメンバーからも慕われる松原の卒業は実に寂しい。

ただ、松原夏海とAKBとのつながりは残りそうだ。大島優子がブログで「夏海が言ってくれました、“梅島夏代は辞めるって言ってないよ?”」と明かしている。梅田彩佳、大島優子、松原夏海、野呂佳代という旧チームKのメンバーによるダンスグループがいつか復活するかもしれない。

松原夏海は7月7日に幕張メッセで行われる「『さよならクロール』劇場盤発売記念大握手会」に参加して、AKB48としての活動を終える予定だ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)