エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】「泣きすぎて嗚咽まで」。AKB48松原夏海の卒業発表に倒れそうなほど号泣したメンバー。

AKB48の松原夏海が5月5日にグループを卒業する意思があることを発表した。3日には河西智美が卒業公演を終えたばかりだったこともあり、松原の発表にファンも驚いたが、メンバーの小林香菜もずいぶん辛かったようだ。TOKYO DOME CITY HALLのステージで体を折るようにして大声で泣く小林の様子を見て、スタッフも倒れるのでは…と心配したという。

2006年2月26日にAKB48の第2期オーディションに合格してチームKメンバーとなった松原夏海は、卒業を発表した5月5日にブログ『夏の大航海』で「この7年間でたくさんの経験をさせていただきました。良いことも辛いこともあった7年でした」とこれまでの活動を振り返った。

2期生として共に活動してきた小林香菜の脳裏にもそんな7年間が思い出されたのではないか。小林香菜オフィシャルブログ「脱おバカブログ」では当日のチームK 3rd Stage「脳内パラダイス」公演でのことが綴られている。松原夏海と仲の良い彼女はすでに卒業の話を聞いていたが、それでも発表を聞くと「正直辛いです」と胸の内を明かしているのだ。

「幕があがる瞬間までなっつみーを思うと泣いてしまってなっつみーも泣いちゃって…」という状況で公演が始まると、小林は1曲目の『友よ』の歌詞を松原に重ねて歌いながら涙が止まらなかったという。だが、最後に卒業発表するまではファンに感づかれないように、できるだけ泣くのをこらえてパフォーマンスしたのである。

そして松原夏海から卒業のことが語られたその時を、「ステージであんなに泣いたことないってくらい泣いてしまったよ」「泣きすぎて嗚咽までして自分でも押さえきれなくなってしまいました」と思い出す。後でスタッフから「倒れるんじゃないかと思った」と言われるほどの号泣だったようだ。

小林自身もその時は「息もしづらい」ほどで、本当に倒れそうだったが、今は大泣きしていた自分の姿を「冷静に考えてみたらファンの人引いただろうなって思った」と冷静に振り返られるようになったようだ。ブログで笑顔の写真を公開すると「なっつみーの卒業の日まで一緒に沢山笑おう。大好きだから沢山笑顔になってもらおう」とこれからのことを前向きに考えていた。

7年前にAKB48第2期オーディションに合格したのは19人だった。思えば多くのメンバーが卒業してきたのだ。小野恵令奈や奥真奈美も卒業していった。野呂佳代と大堀恵がSDN48へ異動してやがて卒業した。特に最近は昨年11月に佐藤夏希、12月に増田有華、そして今年の5月3日に河西智美と卒業が続く。秋元才加も卒業発表しており、2期生で残るのは大島優子、梅田彩佳、宮澤佐江、そして小林香菜だけとなるのだ。

小林香菜は特に親しくしていた松原の卒業になかなか気持ちの整理がつかなかったことで公演でも号泣してしまったというが、やはりその根底には同期生の卒業が続いたことの寂しさもあったのだろう。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)