昨年の秋、196cmの巨大な体にコミカルな表情が人気であった俳優のマイケル・クラーク・ダンカンが、心臓発作をきっかけとした闘病中に死亡した。安らかに眠って欲しいという遺族の願いも虚しく、なんと彼の墓が荒らされていることが分かった。
トム・ハンクスと共演したあの名作『グリーンマイル』で、不思議なパワーで人々の苦痛を癒す巨漢の死刑囚を演じた俳優のマイケル・クラーク・ダンカン。しかし昨年7月に心臓発作を起こして闘病生活となったダンカンは、残念ながら9月3日、54歳の若さで帰らぬ人となってしまった。
その後は彼の遺産をめぐり、姉のジュディさんとダンカンの婚約者であった女優オマローサ・マニゴート・ストールワース(写真・左)が争いの火花を散らしているが、このたびなんとダンカンの眠る墓が荒らされていることも分かった。
セレブも多数眠る、ハリウッドヒルズにある有名な墓地「フォレスト・ローン」にあるダンカンの墓。彼の遺族の友人がお参りしたところ、その墓石に『ちびくろサンボ』風の戯画が描かれていることを発見したという。
黒塗りの顔というその絵はただちに消されたが、人種差別も感じる悪質ないたずらだとして遺族や墓地の関係者も激怒しており、ロサンゼルス市警に被害届が提出され、現在その調査が進められていると芸能情報サイト『TMZ』が報じている。気の毒なダンカン、どうか安らかに眠って下さいと祈るばかりである。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)