このほど開催された音楽界の超ビッグな授賞式『Billboard Music Awards 2013』で、歌手ミゲルが勢い余って大変な事故につながる危険なパフォーマンスを行っていたことが分かった。

19日にラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナにて開催された『Billboard Music Awards 2013』。そこで2010年にデビューアルバム『All I Want Is You』でいきなりブレークした人気歌手のミゲル（27）がパフォーマンスを行った。

ヒット曲“Adorn”を歌うミゲルにファンも大興奮で、せり出しの最先端で待つたくさんのファンに近づこうとした彼は、勢いをつけてジャンプに挑戦。ところがそのアクションは大変危険なパフォーマンスとなってしまった。

ミゲルの脚が若い女性の首にひっかかり、彼は尻から着地し、女性は体を曲げられて頭部をせり出しに強打したのだ。それはまるでプロレスラーのハルク・ホーガンが得意とした、“ギロチンドロップ（アメリカではレッグドロップ）”という技に他ならない。

彼はもちろん自分がしたことを分かっていたはずだが、パフォーマンスを中止するわけにも行かず、その女性の連れとも思われるひとりの女性の肩を抱きしめながら歌い続けた。

幸いなことにギロチンドロップを受けた女性は無事。仲間に心配されながら体勢を立て直して乱れた髪を直していた。ミゲルはその後、バックステージにその女性を呼んで無事を改めて確認した上でこんな風にツイートしている。

「あの時はどうなるかと思ったけれど神に感謝だね。キャティさんが無事でいてくれて本当に良かったよ。」

アメリカのステージのせり出しがファンの胸の高さであったりするのは、アーティストとの交流を存分に楽しんでもらうため。ミゲルもそれが目的でせり出しに向かったわけだが、そこに大ジャンプで飛び込むのはあまりにも危険。こういう事故があるとせり出しの高さはどんどん高くなっていくのでは…!?
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）