鳥肌モノのパフォーマンスに、割れんばかりの拍手喝采とともに観客は総立ち。スタンディングオベーションというのは、“立たない人”が逆に目立つことがある。マライア・キャリーのそんなディーバな姿がちょっとした話題になっている。
『アメリカン・アイドル』シーズン12の審査員を務めたマライア・キャリー。珍しく今シーズンはトップ5決定から女性コンテスタント同士の闘いとなってしまい、ナイスなボーイズが大好きというマライアが物足りなさそうだと囁かれていた。
今シーズンの優勝者は大変な実力を誇るアフリカン系の23歳、キャンディス・グローヴァーさんに決定したが、16日のステージにはシーズンファイナルにふさわしく、スペシャルゲストには先の審査員のひとりである超人気のジェニファー・ロペスが登場。コラボ相手のピットブルとともにニューシングル“Live It Up”を披露し、歌って踊ってど迫力のパフォーマンスを展開した。
観客はもう大変な盛り上がりようで、曲が終わると割れんばかりの拍手喝采とともに総立ちに。審査員席では左から順にキース・アーバン、ニッキー・ミナージュ、ランディ・ジャクソンの3人がスタンディングオベーションとなったが、一番右のマライア・キャリーは拍手こそするもイスの背に深々ともたれ、座ったまま動かなかった。
マライアは歌唱力、バラードで勝負するアーティスト。髪を振り乱し、息を切らしながら歌って踊ってというジェニロペのスタイルには共感できないということか。いや、こちらでも先月にお伝えしていたが、『アメアイ』の番組内部に今シーズン限りでマライアを降ろし再びジェニロペを審査員に戻したいと望む動きがあるのだ。屈辱感でいっぱいのマライアが、「誰がスタンディングオベーションなんて!」と思ったとしても仕方あるまい。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)