ドラマ『家族ゲーム』の視聴者からは「怖いけど面白い」、「怖いがまた見る」といった感想が多く聞かれる。アイドルグループ・HKT48の村重杏奈も同ドラマを見た感想をGoogle+で綴っているが、やはり怖さを感じたようだ。しかも、途中から内容が理解できない状況に陥ったらしい。
『家族ゲーム』の公式サイトによると、5月15日に放送された第5話の視聴率は12.4%と前回より微増したとのことだ。スタッフも「皆様に感謝感激あめあられ! 中盤戦で少しでも上がるってスゴいこと」と視聴者に感謝している。HKT48の村重杏奈も、その日の同ドラマを見たようだ。16日に『村重杏奈 Google+』で「家族ゲーム見てるなう」と感想を綴っている。
村重はとにかく「怖い。怖い。怖い」、「人間って怖いなー」と感じたようだが、14歳の彼女にとっては無理も無いことだろう。ツイッターでも「今回の家族ゲームはやばかった」、「家族ゲーム、ホラー並みに怖い」というつぶやきが少なくないのだ。
『家族ゲーム』がスタートした時点でも「怖いけどまた見そうだ」といった感想が多かったが、やはり主役の櫻井翔や神木隆之介、北原里英への感心も高かった。だが、次第に家庭教師・吉本荒野の謎に対する感想が増えてきたように思える。
村重は「でも、見てたら意味がわかんなくなってきたぞ?」とも明かしているが、第5話はこれまで以上に込み入った展開だったのだ。吉本荒野(櫻井)が教える中学3年生の沼田茂之(浦上晟周)が、同級生の真野さくらにラブレターを書いて告白してデートにこぎつけたのは前回のことだ。今回は茂之が彼女に好かれたい一心で勉強し、成績がアップしたことから始まる。
ところがある日、さくらがもう1人の同級生・園田満(松島海斗)と茂之に「今度の模試で成績が良かった方とつきあう」と宣告するのだ。茂之と園田はアイドルの写真集やいじめの件で、複雑な関係にある。その上で恋のライバルになるとはお互いに思いもしなかった。
茂之はそれでも模試で園田に勝って、さくらに彼氏と認められようと頑張る。だが園田と2人でトイレに居る時に、偶然さくらの話を立ち聞きしてしまうのだ。「2人に模試で勝った方とつきあうと言ったのは、ただの余興」と女子の友だちに話していたのである。
彼女の本心を知って落ち込んだ茂之と園田だったが、それでも奮起して「俺が模試で勝って、そしてさくらを振ってやる」と猛然と勉強するのだ。結果は茂之が奇跡的に上位の成績となり、さくらとつきあう権利を得る。茂之はさくらに成績を報告すると、「でも君とはつきあわない。遊びだったんだよ」と振ってしまうのだ。スッキリして意気揚々と下校する茂之と園田だったが、その陰でさくらは吉本荒野から謝礼を受け取るのだった。つまり、茂之をやる気にさせるために吉本がさくらに頼んで一芝居打ってもらったというわけだ。
第5話では他にも、沼田茂之の父親・一茂(板尾創路)が会社の同僚・浅海舞香(忽那汐里)と路上でキスする写真が原因で、母・佳代子(鈴木保奈美)との仲がますます険悪になっていく様が描かれる。
しかも、茂之の兄・慎一(神木隆之介)が知り合ったサイト“吉本荒野を訴える会”の立花真希がその浅海舞香と同一人物と分かる。立花の家族を死に追い込んだのが吉本と聞いた慎一は吉本本人を呼び出して真相を追究するが、立花こそが家族が自殺した原因だと反論されて逆に押さえ込まれてしまう。
そんな息をもつかせぬシーンが凄い迫力で展開するのだ。特に沼田茂之のエピソードには村重杏奈も同じ中学生として身近に感じたことだろう。「人間って怖い」というのも、見ているうちに「意味がわかんなくなった」ことも十分に考えられるのだ。
ちなみにツイッターで今回の『家族ゲーム』第5話を見た感想には、「家族ゲーム何が何だかわけわからん」、「家族ゲーム見たあー、さらに謎やわ」、「これ怖過ぎ、物語作った人 頭良過ぎ。来週の展開が全く予想つかない!」という内容もあった。予告編を見る限りでは、次回はますます難解になりそうな予感だ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)