アイドルグループHKT48の中西智代梨と村重杏奈が吉本新喜劇の地方公演に出演した。神保町花月で大反響を呼んだあの『マジで忠臣蔵!!完全版』の福岡公演が実現したのだ。ゲスト出演として舞台に登場した2人は、ネタを披露するなど見せ場をつくった。

HKT48メンバーで自称芸人志望の中西智代梨と村重杏奈は、R-1ぐらんぷりにも挑戦するほど真剣にお笑いに取り組んでいる。4月3日に福岡のイムズホールで地方公演が行われた『マジで忠臣蔵!!完全版』に出演できたのも、そんな2人の姿勢が認められたからだろう。

出演を終えた2人は、その日にGoogle＋で感想を綴っている。『中西智代梨　Google＋』では、緊張したものの舞台に立つと「楽しすぎてやばかった」というからかなり度胸がついたようだ。「ほぼアドリブでびっくりしたー」といいながらも「アドリブに答えられたみたいで良かったです！　芸人さんがいるだけで、とても安心してやることができました」と芸人の力に改めて感動していた。

『村重杏奈　Google＋』でも、「めっちゃ緊張したけど凄い楽しかったし、笑いもとれたので嬉しかったです！」と綴られており、手応えを感じていた。それでも「でも反省点もたくさんあります！」と自己評価は厳しく、さらなる笑いを目指すようだ。

2人がアップした写真で手に持っているのは、スポンジの刀である。公演を観劇した人がファンサイトで報告した内容によると、これを持って忠臣蔵吉良側の助っ人志望という役どころで登場している。

村重が「めんたいこ～」のネタを披露すると、中西も得意の井上陽水のものまねで笑いをとった。さらにはデビューシングル「スキ！スキ！スキップ！」の宣伝をしてスポンジ刀をマイクがわりに踊り出したところ、助っ人にはならないと判断されて退場する。

登場時間は5分程度だったが、Google＋で見られる2人の表情からは十分な達成感が伝わってくる。R-1ぐらんぷりの頃からするとかなりお笑いの舞台にも馴染んできたようだ。吉本新喜劇といえばやはりNMB48だが、HKT48からも活躍するメンバーが生まれそうである。
（TechinsightJapan編集部　真紀和泉）