人気アイドルグループKAT-TUNは芸能界の中でも、「怖い」「ガラが悪い」と噂されていたという。歌手仲間だけでなくお笑い芸人やジャニーズの先輩らにも、そういったイメージを持たれていたのだ。それは決して売り出しのイメージ戦略では無く、楽屋で殴り合いのケンカをしていたためかもしれない。
5月17日放送の『アナザースカイ』(日本テレビ系)の中でも進行役の今田耕司(47)が、「吉本の芸人の中でも“KAT-TUNはガラが悪い”と噂になっていた」と話していた。この時ゲスト出演していたKAT-TUNの亀梨和也(27)は、KAT-TUNがCDデビューした時メンバーが全員20代に入っていたので、反骨精神があり、衣装ひとつにも自己主張が激しかった-と話している。
「昔はメンバー内でも、よくケンカしたんでしょ?」と、ジャニーズの先輩である薬丸裕英(47)が笑っている。5月24日放送の『はなまるマーケット』(TBS系)』の“はなまるカフェ”にゲスト出演した亀梨は、トークコーナーの最後に現在のKAT-TUNメンバーの状況を語り始めた。
亀梨は「普通に殴り合いしてましたよ」と、涼しい顔である。ライブが終わって楽屋に帰るとすぐに、「てめぇー!」と揉み合いになったというのだ。“なんで何回言っても、あそこで動けないの?”などと、ケンカの原因は仕事絡みのことが多かったそうだ。しかし些細なことで言い争いになることも、多々あったらしい。狭い楽屋に長時間メンバー全員で過ごしていると、「おまえ俺の枕、取るなよ」「このホイップこぼしたの誰だよ」とケンカになる。これでは一緒に仕事をした人から、“KAT-TUNはよくケンカしていて怖い”と思われてしまうかもしれない。
だがメンバーも20代後半になり自己主張して相手を責めてばかりでは、何事も大きな成果は得られないと気づいたのだろうか。今では“KAT-TUNの将来像”について、メンバー同士で深く話すことが多くなったと亀梨は話す。彼や中丸雄一(29)が定期的にメンバーに声をかけて集まり、食事をしながら夜中まで仕事の話は尽きないそうだ。
“メンバーが同じマインドでKAT-TUNに向き合っていることが実感できて、すごく楽しい”。この亀梨の言葉はファンにとって、何よりも嬉しい言葉ではないだろうか。ぶつかり合うことでバラバラに壊れるのではなく、強固な繫がりを手にしたKAT-TUNの未来に何が待っているのか。ファンのみならず楽しみである。
(TechinsightJapan編集部 みやび)